MEN’S EYE vol.54 近藤晃央《後編》 (1/4ページ)
キレイになりたい、イイ女になりたい、そんな時、男性からの意見は欠かせないもの!今をときめく旬な男性を、bimajin編集部が独自の目線でイイ男をピックアップする、特別連載コラム「MEN’S EYE」。今回は、先週に引き続きシンガーソングライターとして注目を集める近藤晃央さん。前編は、ニューアルバム「アイリー」への思いを伺いましたが、後編は近藤さんのミュージシャンの今までとこれからについて詳しく伺いました!
今回のアルバム曲の中で実体験をもとにした曲はありますか? 近藤:僕の曲はだいたい体験をもとにしていることが多いですが、特に具体的なのは13曲目の「月光鉄道」という曲ですね。実は僕、小学校6年生から3年間くらい不登校だったんです。そのときの経験があってこそ今思うこともたくさんあります。必要以上に抱え込んだり周りの目を気にしたりすることによって、すごく敏感になったというか、本来存在しないことまで気にしてしまうようになりました。でも、当時は悪い方にしかでてなかった敏感さというものを、今は音楽というものを仕事にしていい風に使ってやろうと思っていますね。 今、身の周りに大人でも引きこもりやもうつ病という感じの人も含めて、フットワークが重くなってしまった人もいますよね。でもそういうひとたちって、「こうすべきだよ」「こうしたほうがいいよ」という言葉が信じられないほどプレッシャーに変わってしまうんですよ。だから直接かける言葉なんて実はなにもなくて、むしろ負担にしかなり得ないということを当事者だったころは感じていました。 だから僕は結局、引きこもっている人たちに何かをする前に、一枚フィルターを通すような感じで、あのときの自分に何かを伝えたほうがいいかなって。自分が自分に言う言葉は他人からしたら自分に言われているわけではないので、ひとつクッションをおけるんですよね。だからそこで逆に吸収しやすくなって欲しいなって思います。音楽というツールと、その人のために書いたのではなくて誰かが誰かのために書いた言葉によって安心してもらえればいいなとか。 近藤さんが、音楽業界で活躍しはじめるきっかけはなんだったのでしょうか。 近藤:中学生のころから引きこもったりもしていましたが、姉の勧めで姉と同じ高校に入って、それからライブハウスでも働いていました。