今こそ振り返りたい、「いすゞ」のクルマたち~セダン・クーペ・SUV・ワゴン編~ (3/4ページ)

イキなクルマで

こうして完成したNAVi5は、マニュアル車の燃費性能とオートマチック車のイージードライブ性を同時に獲得することに成功しました。

しかしシステム的には未完成な部分も多く、エンジニアの理想に当時の技術が追いついていない感じは否めませんでした。ただ、このミッションが現在のデュアルクラッチトランスミッションなどの嚆矢となったのは確かです。そうした意味では、技術のいすゞを代表するクルマと言えるでしょう。

なお2代目はスバル・レガシィ、3〜4代目はホンダ・アコードのOEM車となります。

■SUVブームの先駆者「ビッグホーン」

photo by wikipedia

三菱・パジェロなどと同時期に発売され、乗用車のコンポーネンツを四輪駆動車に流用するというモデルの草分け的存在となったのがビッグホーンです。初期モデルはバン的なモデルが多かったため、ライバルたちと比べ廉価なイメージが最後まで払拭できませんでした。

しかしその一方で、スポーツ性を高めた「イルムシャー」仕様や、ラグジュアリー性能を重視した「ハンドリング・バイ・ロータス」仕様など、いすゞが得意とするラインナップ構成で攻めたクルマでもありました。

ビッグホーンは2代21年に渡り生産され、国内ではホンダ・ホライゾンやスバル・ビッグホーンというOEM車が、また海外を見てみるとシボレー・トゥルーパーやホールデン・ジャッカルー、オペル(ボクスホール)・モントレーなど多くの兄弟車が存在しました。

■実は長寿モデルだった「ファーゴ」

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いすゞ唯一のワンボックスタイプのワゴンモデルとして発売されたのが、ファーゴです。当時販売されていたピアッツァなどに通ずる、ウィンドウの面積が大きく取られたルーミーなフォルムが大きな特徴です。

しかし外観は保守的で地味なスタイリングなもので、販売は好調とは言い難いものでした。また、4WD車にはオートマチック車が設定されていなかったのも敗因と言えます。

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