人はなぜ、場所が変わると眠れなくなってしまうのだろう?「第一夜効果」が発動される理由は動物の本能にあった(米研究) (3/4ページ)

カラパイア

第一夜の眠りでは、被験者の左脳は一貫して起きている状態で、聞きなれない音(もしかしたら脅威の音かもしれない)にもより敏感だった。一週間後、二度目に被験者たちがラボで眠ったときは、彼らの両半球の活動はより均一になっていた。要するに、脳が一度来たことのある環境に慣れたというわけだ。右脳・左脳とも、徐波活動は同じレベルで目覚めているか、眠っているかを示していた。

 この実験結果から、わたしたち人間も半脳で浅い眠りを行っていることがわかる。わたしたちの脳は、クジラやイルカの脳のミニチュア版なのかもしれない。

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旅慣れている人は比較的起こりにくい

 旅慣れている人は、潜在下で第一夜効果を迂回することができるよう脳を訓練しているようだ。わたしたちの脳はとても柔軟性があるため、頻繁に新しい環境で寝ている人は習慣的に不眠になることが少ないのかもしれない。研究チームは、ぐっすり眠れるために第一夜効果を遮断する実験も将来的に行う予定だそうだ。

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