文明の十字路、世界遺産の古都マラッカをおさんぽ (1/4ページ)
クアラルンプールを拠点とするLCC(格安航空会社)・エアアジアの就航以来、日本でも人気上昇中のクアラルンプール。
そんな人気のアジアの都市クアラルンプールに行くならあわせて訪れたいのが、世界遺産の古都・マラッカです。
今回は西洋と東洋が融合した不思議な魅力をたたえる街、マラッカをご紹介します。
LCCでクアラルンプールに着いたらマラッカまでの旅はバス旅になります。クアラルンプールのバスターミナルからマラッカのバスターミナルまでは約2時間半。
マラッカのバスターミナルからマラッカ市内中心部まではやや離れているので、市内バスまたはタクシーで中心部へと向かうことになります。
そんなマラッカ観光の起点となるのが、マラッカのランドマークとなっているオランダ広場。
ここオランダ広場に並ぶ建物は、オランダ総督らの住まいとして建てられた東南アジア最古のオランダ建築「スタダイス」や、ムラカ・キリスト教会といった色鮮やかなコロニアル建築の建物たち。
そこにマラッカ名物の自転車タクシー、トライショーが華を添えます。
西洋とも東洋ともつかない不思議な異国情緒が漂うマラッカでは、「いったい自分は今どこにいるんだろう」と思わせられるような感覚をおぼえます。
15世紀に王国として誕生したマラッカの繁栄を支えたのがマラッカ海峡。
当時マラッカ海峡は東西への貿易船が行き交い、シルクロードに匹敵する海の道として繁栄しました。
そんな海上交通の要衝であったマラッカはヨーロッパ諸国にとってはまさに金鉱と言っても過言ではありませんでした。