【プロ野球】バレンティンだけじゃない!選手を襲った「鳥事件」列伝 (1/2ページ)
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鳥(燕)がモチーフのチームなのに、鳥に攻められるなんて……。
5月8日、ヤクルトのバレンティンが鳥からの“空襲”被害にあった。甲子園球場で行われた阪神対ヤクルト戦で、阪神攻撃中の6回、レフトを守っていたバレンティンのそばに、突如、空から魚の死骸が落ちてきたのだ。この珍事に試合は一時中断した。落下地点から見てスタンドから投げ入れられた可能性はなく、鳥が落としたものとみられている。
試合後、バレンティンは「においがすごかった」とコメント。そのトラウマか、この日のバレンティンは3打数ノーヒットに終わった。余談だが、バレンティンといえば、フライドチキンが大好きなことで有名。ひょっとして今回の空襲、鳥たちによる報復攻撃だったのだろうか?
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■逮捕者まで出た「カモメ事件」
もっとも、鳥をめぐるトラブルでは、過去にもっとすごい「事件」があった。1983年8月4日、カナダのエキシビション・スタジアムで起きた「カモメ事件」である。
トロント・ブルージェイズ対ニューヨーク・ヤンキースの試合が行われていたこの日、ヤンキースのデーヴ・ウインフィールドを悲劇がおそった。イニング間にキャッチボールをしていたところ、投げたボールがカモメに直撃。カモメが死亡してしまった上に、ウインフィールドは「動物虐待」の理由で逮捕され、罰金500カナダドルを命じられたのだ。
翌日、カモメを殺したのは意図的ではなかったことが認められて無罪になったが、キャッチボールをしていてこんな散々な目にあうとは予想もしていなかっただろう。