初公判直前・清原和博 、関係者が語った「悲痛な素顔」 (5/5ページ)

日刊大衆

精神安定剤は大量に飲んだり、酒と混ざると、酩酊状態になり、まっすぐ歩けない状態になるんです。意識がぶっ飛ぶこともある。ところが、薬物をやると、それを打ち消してくれるんです。それで手を出したのかもしれませんね……」

 堕ちた番長の怪しげな話の数々。だが、取材の最後にA氏は、こう語った。「B(前出の現役スター選手)の件といい、立浪氏の件といい、清原氏にとっては他人事ですよね。なのに、彼は本気で心配していました。また、清原氏は私と出会った直後、“自分は巨人に愛着がある”と語り、巨人の選手に女性トラブルが起これば、それが誰であっても処理してほしいと、私に依頼したこともありました。そして、その際の金は自分がすべて出すからと。さすがに、それには俠気を感じましたね」

 A氏にそう嘆願した彼は、「野球界で穢れるのは、俺だけでええんや」とでも思っていたのだろうか……。約65%といわれる薬物使用者の高い再犯率。それを考えると、長年薬物に溺れていた清原被告が更生するのは極めて難しい。だが、その茨だらけの険しい道をなんとか歩き抜いてほしいと思うのは、本誌の楽観的に過ぎる願いなのか。

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