かわいらしい姿とは裏腹に……うさぎの「ごちそう」は自分のフンって本当? (1/2ページ)

動物によって食べ物の好みが違うのは当然ですが、かわいらしい姿とは裏腹に「ウンチ」が大好物な動物がいるのはご存じでしょうか? 学校や牧場でも人気者のウサギは、ときどき盲腸便(もうちょうべん)と呼ばれる「ぶどう」のようなウンチをし、おしりに口をくっつけてそのままリサイクル……いただきますなのかごちそうさまなのかわからない食事をしているのです。コアラの赤ちゃんの離乳食はママのウンチで、虐待にしかみえない光景も、じつは腸内細菌を与えるための重要なイベント。ウンチが栄養補給に欠かせない動物も存在するのです。
■「ごちそうさま」を「いただきます」するウサギ
ヒトの大便は「食べ物のカス」と思われがちですが、じつは大半が水分で、標準的なものは80%前後、便秘の固い便でも50~60%を占めています。残りの20%のおおよその内訳は、
・食べ物のカス……6~7%
・はがれた腸粘膜……6~7%
・腸内細菌……6~8%
で、健康に密接な腸内細菌も大量に排出されています。1kgの大便にはおよそ1,000兆個の菌がいるといわれていますから、腸内は菌のパラダイスとも表現できます。
腸内細菌は、何のためにいるのでしょうか? 大きく分けて、
・食物を分解する
・免疫力を生み出す
の2種類があり、腸内細菌なしでは生きてゆけない、と言っても過言ではありません。これはほかの動物も同じで、なかでも草食動物にとっては深刻な話題。主食である植物の「せんい」は自力で分解できない成分が多いため、腸内細菌に助けてもらわないと生きていられないのです。