1000年の眠りからよみがえった、インドネシアにある世界遺産の巨大寺院・ボロブドゥール (3/3ページ)
そこにレリーフはなく、目に入るのは72基の釣鐘型をした小ストゥーパと、その中心に立つ大きなストゥーパです。
そこに足を踏み入れると、空気までもが違って感じられます。
直感的にそこが聖域であると感じられるような静謐な空気。
下層とは違い、壁にさえぎられることなく、ジャングルの木々と山々が描く稜線も目に飛び込んできます。
この特別な空気は、1200年前のシャイレーンドラ朝の人々が抱いていたまじりけのない信仰心が今も生き続けているからなのでしょうか。
ボロブドゥールは単なる建造物、歴史遺産にとどまらず、時を超えて人類が大切にすべきことを私たちに教えようとしているかのようです。
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