インドのジャイプールにある世界遺産の宮殿城塞・アンベール城がすごい (1/3ページ)
インドの砂漠地帯、ラジャスタン州は街ごとにまったく異なるエキゾチックな風景が見られる地方。
ラジャスターン州の州都・ジャイプールは、ピンク色に染まった建造物が並ぶ旧市街の風景から「ピンクシティ」の異名をとっています。
首都デリー、タージマハルのあるアーグラとジャイプールの3都市を合わせ「ゴールデントライアングル」としてツアーが組まれることも多く、インド観光の目玉の一つといえます。
ジャイプールにある宮殿城塞で、世界遺産にも登録されているアンベール城をご紹介しましょう。
アンベール城はジャイプールの街はずれ、山々に囲まれたダイナミックな景観が楽しめる小高い丘の上にあります。
中世の時代には、現在のジャイプール市街から11キロメートル離れたこの場所がこの地に暮らす支配者層、ラージプート族の王国の中心でした。
アンベール城にたどり着くと、その予想以上の大きさと迫力に息を呑みます。
この城は、1592年にマハラジャのマン・シンによって建設が始められ、何度かの改築を経て完成しました。
ラージプート建築様式の典型で、池を見下ろすようにして山の中腹に建っています。
城の入口まで、じりじりと照りつけるラジャスターンの日差しのもと、一歩一歩坂をのぼっていきます。
あるいはマハラジャ気分でアンベール城名物、象のタクシーで入場することもできます。
さぁ城の入り口です。この先にどんな世界が待ち受けているのでしょうか。