【不朽の名作】格闘ゲーム原作作品としてはかなりレベルの高い「ストリートファイターII MOVIE」 (1/3ページ)

リアルライブ

【不朽の名作】格闘ゲーム原作作品としてはかなりレベルの高い「ストリートファイターII MOVIE」

 ゲーム作品、特に格闘ゲームの映像化というのは、テレビ化や映画化してもがっかりする作品が多い。それは映像形態がアニメだろうと、実写だろうと同じだ。そのなかで、1994年公開の『ストリートファイターII MOVIE』は、かなりレベルの高い作品と言える。

 同作はアーケードや、家庭用ゲームで大ヒットを記録していた、ストリートファイターII(ストII)シリーズで新キャラ追加や、ゲームバランスを再調整した『スーパーストリートファイターII X』を原作としたアニメ映画となっている。作品よりミリオンヒットを記録した篠原涼子が歌った挿入歌『恋しさと せつなさと 心強さと』の方が現在では有名かもしれない。

 なぜ、格闘ゲームを題材とした映像作品が残念なものが多いかというと、そのキャラの多さがまずある。一応、ゲームにおいてのメインキャラは存在するが、他のキャラにもスポットを当てなければならず、特にテレビアニメでやる場合、それぞれのキャラに申し訳を立てすぎて、たとえゲームの内容を知っていたとしても、ストーリーがあちらこちらに飛びすぎて、観ていて苦痛になる場合が多い。その点この作品では、劇場作品という限られた尺のなかで、メインキャラ以外には、アクションシーンを必ず用意して見せ場を作っている。

 各キャラ、登場時間には偏りはあるが、ゲームでの技再現を挟むなどし、それなりに、活躍の場を用意しているのがこの作品の特徴だ。当時新キャラであったキャミィ、フェイロン、ディージェイ、サンダー・ホークを含むと16キャラクターをさばかなければいけない状況で、この仕掛けは成功だっただろう。

 また、同作のアクションシーンはかなりこだわって作られており、見ごたえがある。格闘ゲームを映像化する際に大きな問題となってくるのが、アクションシーンでの必殺技の挿入の仕方だ。カットを変更して必殺技を入れてしまうと、間の抜けたものになるケースが多いが、この辺り同作では徹底しており、打撃系・投げ技系の必殺技は通常の打撃アクションの合間に自然と挟む形で、飛び道具系の技のみ、別のカットを用意して見せるという方法をとっている。アクションシーンの動きを切らずに、流れのなかで各キャラの技が入るため、テンポがとても良い。

「【不朽の名作】格闘ゲーム原作作品としてはかなりレベルの高い「ストリートファイターII MOVIE」」のページです。デイリーニュースオンラインは、カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る