日本初の人工知能クレープ専門店。究極の味を目指す人工知能は、いかにして成長し続けるのか? (4/5ページ)
■ 人工知能の“希望”に期待したい
これまで勤めていた会社を辞め、新たに店舗を立ち上げた並木さんと、人工知能が生み出す「レシピ」というジャンルに挑戦した石井さん。スタートしたばかりながら、その成果にはどちらも「想像以上に良い感触」と語っている。まだ課題は残るものの「世界中で人工知能が注目され、あらゆる分野への応用が期待されるのも当然」だと改めて感じているようだ。しかし人工知能そのものへの展望については、慎重な意見をもっている。
石井さんは「人工知能の飛躍は、同時に人間の活躍の場が人工知能によってどんどんと奪われてしまうことを意味するわけで、そこに警鐘を鳴らす人が多い理由も、改めて頷けるようになりました。ただ、これだけ可能性にあふれた人工知能の開発を、危険性があるからといって人類が一斉に辞めることは考えられないので、人工知能が人類の命運を握る日は確実に近づいているのも間違いないでしょう。」と語るが、日々その可能性に触れているぶん、必ずしも悲観的な見解ばかりではない。
「人類はいよいよ『パンドラの箱』を開けてしまったのかと思うこともあります。しかし神話にたとえるなら、箱の中には“希望”が残されている。たとえば『人工知能が人類に危害を与えないように制御・対処する人工知能』とか、『人類が抱える山積みの問題を解決し、人類の最大多数幸福を実現するための施策を考える人工知能』のような、来るべき人工知能全盛時代に明るい希望を抱けるような分野の研究に期待しています」
日本で人工知能によるレシピが味わえるのはここ「esprit de esprit Crêpe Café & Bar」のみ。11月30日(火)までの期間限定店としてオープンだが、並木さんは「まだトライアル段階のため期間限定という形ですが、今後良い反響があればさらなる発展も考えています。Web上での施策も現在検討中です!」とのこと。
ここでしか味わえない未来への一歩を、ぜひ楽しんでほしい。