「飾り窓」からヘルパーまで、オランダのロボット事情 (1/3ページ)

FUTURUS

「飾り窓」からヘルパーまで、オランダのロボット事情

オランダといえば、「自由の国」と呼ばれ、なおかつその印象が強い。何が自由なのか?というと、「売春」「麻薬」「安楽死」などが、他の国と違って法的に「可能だから、と推し量ることができるからではないか。とはいうものの、何から何までまるで自由、ということはなく、ある一定の規則や基準が存在することは言うまでもない。


■ 2050年までに登場?飾り窓専用ロボット

たとえばこの「売春」に関してだが、首都アムステルダムの「飾り窓」は、世界に名だたる合法売春地帯として知られる。しかし、この地帯の様相も時と共に変化していく気配があるようだ。たとえば、2050年までには、ロボットがこの地帯で接客することになるのではないか?と、各国のロボット研究者たちは見積もっているのだ。はたして、これは実現するだろうか?

こうしたある種の社交・接客の場で、ロボットを人間の代わりに登場させることには、確かにメリットがあるかもしれない。たとえば、この飾り窓地帯にロボットが導入されれば、細菌による疫病の蔓延を防げるのではないだろうか。また、現在この地帯に勤務している人たちは、東欧から出稼ぎが多い。中には、不法滞在で勤務することを強制されている人もいるというが、こうした過酷な条件の元で働く人びとの人権を守るためにも、ロボットの導入は好ましいとされている。

また、ロボットを利用する側も、たとえば、「売春宿へ行ってくるよ!」とパートナーに堂々と告げることができるようになるのではないか、と考える人たちもいるようだ。将来、ロボットの導入によって、ホンモノの女性ではなく「ロボットとゲームをしてきた」、という感覚が定着すれば、飾り窓に行くこと自体に後ろめたさを感じず、パートナーも納得してくれるだろう、というのである。いささか、我が身に都合のよい考え方ではあるが、時代の流れによって何事も変化する、と思えば、ありえない話ではないだろう。

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