大学内でも学歴コンプ? 偏差値が違う学部に格差を感じる大学生は約5割 (2/2ページ)
<「ない」派の意見>
■同じ大学内で偏差値の差なんて感じたことがない
・通っている大学では偏差値は大差ないから(女性/20歳/大学3年生)
・偏差値が高いのにうちの学部の授業は大したことないから(男性/20歳/大学2年生)
・一番上の学部にいるし、他学部とは場所が離れてるからわからない(女性/19歳/大学2年生)
偏差値の差を感じたことがない学生の多くは、自分の大学では学部間の偏差値差が小さいという認識のようでした。そして実際の大学生活の中で、「やっぱりこの学部は偏差値が高いから……」というような場面に出くわすこともないようです。
■違う学部とも普通に仲良くしている
・偏差値の差というより専門分野の特徴(女性/26歳/大学院生)
・違う学部の子達と普通に仲良くしているから、特に格差を感じることはない(男性/23歳/大学院生)
・普通に仲良くしているし、そういったことを気にする人はあまりいないから(女性/21歳/大学4年生)
たいていの大学では、学部が違った人とも友達になることがありますよね。そうして友達になるときに、わざわざ学部や偏差値の違いについて考える余地は生まれないものでしょう。偏差値の差について考えるというのは、相手を一人の人間として捉えておらず、全体として色眼鏡をかけてしまっていることと同じなのかもしれません。
いかがでしょうか、思い当たることがあった人もいるのではないでしょうか。偏差値の差によって色眼鏡で見られ、不快な思いをしたことがある人もいるようです。学部が違えばそれぞれその特性に応じたスキルや知識が身につくはずですから、あまり偏差値という数字にとらわれない見方ができるようになりたいものですね。
文・ファナティック
マイナビ学生の窓口調べ
調査日時:2016年6月3日~2016年6月5日
調査人数:大学生男女403人(男性202人、女性201人)