あるレッテルを貼ったら子どもの行動が変わった…!? 魔法のような「育児のラベリング効果」活用法 (1/3ページ)
先生や他のママ友に対して、自分の子どもについて話をするときは、日本人ならではの気質からか、謙虚に話をしがちです。
ついつい、「うちの子はまだまだできなくて」とか、「いつも人の話を聞かなくて……」と必要以上に謙虚になって、わが子のダメなところをアピールしてしまいます。
必要以上に言いすぎてしまうと、子どもにとっては悪影響に働く可能性があります。
なぜそうなってしまうのか?
今日は、その理由と子どもが自然と伸びる環境づくりをご紹介します。
■「ラベリング効果」って知ってる?
さて、なぜ必要以上の謙虚な姿勢がよくないのか?
先ほどの話のように「この子はいつも人の話を聞かなくて……」とママが先生に言ったとしましょう。
そうすると、先生は「この子は話を聞かない子なんだ」という前提でとらえます。
これは“ラベリング効果”と言われ、できない子はその通りに扱ってしまうようになり、逆にできると言われた子にはできる子という扱いがされていきます。
よって、必要以上の謙虚な姿勢は、子どもに悪影響を与えてしまうと言えるかもしれません。
カレン・フェランの著書『申し訳ない、御社をつぶしたのは私です。』には、職場でも同じようなことが起きているとあります。
できる人は周りの人から認められ、例え失敗しても何も言われずにいるが、逆にできないと思われている人は、多少いい成果を出してもなかなか認められなかったり、ミスがあれば指摘をされるそうです。
■ある「レッテル」を貼ったら子どもの行動が変わった!?
実際、アメリカのノースウェスタン大学の心理学者リチャード・ミラーが、こんな実験をしました。
子どもたちを2つのグループに分けて、1つのグループには、「ゴミを捨ててはいけません」と注意を促すようにしました。
もう1つのグループには、「あなたたちはとてもきれい好きですね」と言い続けました。
その結果として、後者のグループの子どもの方が、教室をきれいにしたり、ゴミを拾うようになったそうです。