鍼灸師が教える。オフィスで「胃が重だるい」を改善するツボ&ストレッチ5つ (1/3ページ)
梅雨のころからランチ後に胃が重だるくなり、夏バテするとさらに、消化が悪いなども加わって症状が悪化する人がいます。そこで今回は、女性の健康と美容のツボ療法を提唱する太子橋鍼灸整骨院(大阪府守口市)の鍼灸(しんきゅう)師・高田香菜子さんに、オフィスで目立たない動作でできる、「胃が重だるい」を改善するツボ押し&ストレッチ法を厳選して紹介してもらいました。
■梅雨どきは、体の水分調節力が低下して胃が重だるくなる梅雨どきに胃が重くだるく感じることについて、高田さんは次のように話します。
「胃が重い、だるいのは、主に食後ではないでしょうか。ランチの後にオフィスに戻ると、胃のあたりが膨れている、また、重石を乗せたような感覚になると思います。その原因は、うまく消化ができていないことにあると考えられます」
消化不良になるということですね。梅雨のころにそうなるのはどうしてでしょうか。
「胃では、筋肉運動と消化酵素によって食物を分解しています。この働きがうまくいかないと消化不良となります。
梅雨どきは湿度が高くなって、体内の水分調節の力が低下します。それによって感じる体の重だるさなどを、東洋医学では『湿邪(しつじゃ)』と言います。
湿邪を改善し、胃の働きを整えるツボを紹介しましょう」と高田さん。
■体の熱を放出して血流を促す早速、具体的な方法を教えていただきますが、まず、紹介するツボについて高田さんはこう説明します。
「次の4つのツボを順に刺激し、『湿邪』である体にこもった熱を外に逃がしましょう。ツボの位置は人によって微妙にちがうことがあります。わかりづらければ、押したときにイタ気持ちいい場所を探してください。最後に胃と腹部のストレッチをして血流を促します。これらの刺激で、胃の働きを整えることができると考えられます」
(1)陰陵泉(いんりょうせん)「陰」は体の内側、「陵」は丘、「泉」は水源を表し、体の内側からエネルギーを送るポイントとされています。余分な水分が体内にたまっている場合は、ここを指圧すると痛みがあり、湿邪のサインを示すツボとして知られています。