【プロ野球】球界の七不思議?なぜか勝てないオリックス”Bs夏の陣” (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

■2013年からは大きく転換

 2013年からは、今までの夏の陣とは変わり、戦国時代の演出がなくなった。その代わり、球団マスコットのバファローブルがバトルモードに変身。かわいらしい姿から、特撮ヒーローのように変身してスタンドを盛り上げた。この年は8月の西武戦、1勝2敗と負け越してしまう。

 2014年からは「Bs夏の陣」となり、タイトルから「大坂」が取れた。大阪だけでなく神戸にも夏の陣を広げていった。試合も1カード3試合から、2カード5試合に増やし、ユニフォームも、今までの赤から水色へ大きく転換した。

7月の西武戦は、ほっともっとフィールド神戸での2連戦。初の神戸での夏の陣であったが、2連敗を喫してしまう。8月のロッテ3連戦は京セラドーム。初戦は勝利したものの、その後2試合を連敗。結局1勝4敗と散々な結果だった。

 2015年は、そのデザインが賛否両論を呼んだ、地球の柄のユニフォーム。オリックスファンよりも、他のファンからの方が良い評価が多かったように思うのは気のせいだろうか?

 試合は7月の神戸でのソフトバンク2連戦であったが、初戦は雨で流れてしまい、次の試合は敗戦。中止分は8月のロッテ戦に振り替えたが、そこでも敗戦してしまう。8月の大阪での楽天戦は、初戦は11回延長サヨナラ勝ちを収めるが、その後を2連敗とし、またしても1勝4敗に終わった。

 ここまでの夏の陣通算成績は、8勝16敗1分。2013年以降に限ると、3勝10敗で神戸に至ってはいまだに勝ち星がない。大坂夏の陣は西軍が敗れた戦(いくさ)で、験が悪いというファンの意見もある。ユニフォームはいろいろと話題になるが、その試合は忘れてしまいたくなる惨状だ。

 2016年のBs夏の陣は、交流戦が終わって最初の試合、6月24日からの日本ハム3連戦、そして7月29日からの西武3連戦と6試合が組まれている。そこで着るユニフォームは、「宇宙」だ。前回の地球から突き抜け、宇宙に飛んでいってしまった。今回のキャッチコピーは「GET OVER!~突き抜けろ!~」だ。ここまでの不振を吹き飛ばして、突き抜けるような試合を見せて、いい夏の思い出にしたい。

矢上豊(やがみ・ゆたか)
大阪在住の山本昌世代。初めてのプロ野球観戦は、今はなき大阪球場での南海対阪急戦と、生粋の関西パ・リーグ党。以来、阪急、オリックス一筋の熱狂的ファン。プロ野球のみならず、関西の大学、社会人などのアマチュア野球も年間を通じて観戦中。
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