ダメでも連絡ほしいのに……企業側が『サイレントお祈り』にせざるを得ない理由 (1/2ページ)

ハナクロ

ダメでも連絡ほしいのに……企業側が『サイレントお祈り』にせざるを得ない理由
ダメでも連絡ほしいのに……企業側が『サイレントお祈り』にせざるを得ない理由

先日の日経新聞によると、既に就活生の半数以上が内定をゲットしているのだとか。とはいえ、第一志望の合否連絡をまだかまだかと待っている就活生も少なくないと思います。

そんな中、最近の就職活動では、合格者のみにだけ連絡のいく『サイレントお祈り』というものがありますよね。合否の連絡がこないというのは非常に動きずらいものですが、これには企業側のある”理由”があるそう。

そこで今回は、合否連絡に関する『サイレントお祈り』について、採用担当者に聞いてきました。

そもそも、『サイレントお祈り』って?

2010年新卒の筆者は、この『サイレントお祈り』になじみがありません。

筆者の新卒採用時は、完全な買い手市場。

採用人数は前年の半数以下、もしくはゼロという企業も多く、「厳正なる選考の結果、残念ながら採用を見送りましたことをご通知いたします。貴殿のより一層のご活躍をお祈りいたします」という不採用者の今後を祈る『お祈りメール』が送られてきた時代でした。

これに対し、「合格者にのみ連絡いたします」として、不合格の場合に連絡をしないことを『サイレントお祈り』と言います。

みん就(就活情報掲示板)などを見ていると、略して『サイレント』とだけ表記されていることも多いようです。

連絡しない理由は?

そんな『サイレントお祈り』に対し、就活生からは、「不合格でも連絡くれないと、気持ちが切り替えられないよ……」「いつまで待ってれば良いのか分からなくて不安」「っていうか、メール1本送るのってそんなに手間?失礼じゃない?」という意見が。

でも、これには売り手市場ならではの理由があるそうです。

「今は売り手市場で、学生は複数企業の内定を持っていることがほとんど。採用予定の人数に内定を出しても、しばらくすると必ず『はがれる』(内定辞退)人が出てくるんです。そのときに、そこから二次採用をするのは時間的にも予算的にもかなり厳しい。

ですから、空いた枠を埋めるための追加採用は、いわゆる『サイレント』していた学生から。

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