面接での自己紹介で、面接官の心をつかむポイント4選 (2/4ページ)
しかし、面接において重要になるのはいかに相手にインパクトのある形で理解してもらうかであると留意しておきましょう。そのために欠かせないのが、1文で長所を言い表すことです。
いくつもの文にわたって長々と長所を話してしまうと、結局自分はどんな人物なのかが見えなくなってきてしまいます。キーワードを盛り込んで自分の長所を印象深く伝えることが重要であり、勤勉、思慮深い、辛抱強い、コミュニケーションが得意などの簡単な一言で言い表し、それを肉付けする形で短い1文に長所をまとめましょう。1文とだけ定めると100文字もあるような長い文で説明しようとする人もいます。しかし、面接官にストレスなく正確に内容を理解してもらうためには1文は40文字から60文字程度におさめておくのがポイントです。短い文だからこそ重要になるのがキーワードであり、自分を表現できる言葉をうまく探し出して利用しましょう。
■詳細は面接官に質問させよう! あえて突っ込みどころを用意する
全てをうまく伝えられるように自己紹介を用意するのは良い考え方です。全てを端的に伝えられるのであればそれに越したことはないかもしれません。しかし、ちょっとしたテクニックを使うだけで、自己紹介が終わった時点から面接を自分の流れに持ち込むことができる対策があると知っておくと良いでしょう。そのためには全てを伝えないという姿勢が必要になります。
面接官の質問内容が予測できないのは面接の不安をもたらすものです。もし事前にその候補がわかっていれば適切な回答を準備しておくことができるでしょう。自己紹介に対しては必ず質問が行われるものであり、その質問内容をうまく誘導するように自己紹介を用意するのがテクニックです。あえて詳細には喋らずに突っ込みどころを用意しておくのが有用な方法です。長所や短所を伝えるだけであっても、その具体的なエピソードを用意しておいて質問させるようにすると、待ってましたとばかりに具体的な話に時間を費やせるようになります。より詳細にアピールしたい内容があれば、それを自己紹介の枠とは別にするのが重要であり、そのための伏線を張っておくのがいい方法です。