世界遺産、パリのノートルダム大聖堂の建築美に酔いしれる (1/3ページ)
パリで一番有名な教会、といえばノートルダム大聖堂ではないでしょうか。
周辺の歴史的建造物とともに世界遺産にも登録されており、セーヌ河畔に立つその姿は優美な貫禄に満ちています。
ノートルダム大聖堂があるのは、セーヌ川の中州にあるシテ島。
ここは「パリ発祥の地」で、紀元前3世紀ごろは「リュテティア」と呼ばれていましたが、最初に定住したパリシー人にちなんで「パリ」と呼ばれるようになったのです。
シテ島のシンボルであるノートルダム大聖堂は、初期ゴシック建築の傑作。
ヨーロッパの教会などの歴史的建造物によくみられる建築様式である、ゴシック様式のスタンダートを最初に示した意味でも記念碑的な重要性があります。
ノートルダムとは「我らの貴婦人」という意味で、ノートルダム大聖堂は聖母マリアに捧げられた聖堂です。
フランスには「ノートルダム」の名の付いた聖堂が全部で8ヵ所あり、パリのノートルダム大聖堂は「ノートルダム・ド・パリ」と呼ばれています。
パリのノートルダム大聖堂は1163年に着工し、およそ170年もの歳月をかけて1330年ごろに完成しました。

ところが、フランス革命時に彫刻が破壊され、司教は処刑、聖堂は閉鎖され荒廃するという憂き目を見ます。
その後ナポレオンがここで戴冠式を行ったり、ヴィクトル・ユゴーの名作「ノートルダムのせむし男」の舞台になったりしたことで改めてその価値が見直されて一大修復工事が行われ、1864年についにその美しい姿を取り戻したのです。