あがり症で面接が苦手! 緊張をカバーするテクニック4選 (2/3ページ)
その際に自分があがり症であるというのを話の種にできるでしょう。
対策として有用なのが具体的なエピソードを用意しておく方法です。重大な場面で失敗した経験であるとあまり良い印象を与えられないと考えてしまうでしょう。しかし、その失敗の大小にかかわらず、もしそれをプラスに転じさせる何かが後に続けられるものを選び出せれば構いません。人は誰もが欠点を持っているものであり、それをマイナスとせずにプラスに変える力があれば高い評価を得られます。
あがり症でのエピソードを伝える用意をして面接に臨むと、あがり症であると面接官に評価されてしまうのは覚悟しておけます。多少の挙動不審があったり、うまく言葉が出せない状況ができたりしてしまっても、そのエピソードを通してマイナスをプラスに転じさせる力があると評価してもらえるようになるでしょう。それが緊張を解す効果もあるので有用な面接対策になります。
■まずは10秒しっかり話そう
あがり症の症状がひどい人の場合には一言も言葉が出せないという状況にすらなってしまいます。そういう人にとってはたとえ10分の面接であっても途方もなく長い時間であり、まるで超えられない壁があるように感じられてしまいがちです。その際に完璧な面接を目指そうとしても無理があるでしょう。小さな目標を立てて、それをクリアしていくように心がけると良い循環が生まれてきます。
まずは10秒の応答をしっかりとできるようにするところから始めましょう。意外にやってみると難しいのが10秒も話し続けることです。たとえあがり症でなかったとしても即興で10秒間、無駄なく意味のある内容を話し続けるのは容易ではありません。しかし、10秒と決めてかかって様々な内容の質疑応答の練習をしてみると、いつの間にか10秒なら話せるという自信がついてくるでしょう。わずかな時間と考えられがちな10秒をクリアすると、その練習成果のフレーズを組み合わせて20秒、30秒と話せるようになります。練習しているうちに言葉も頭に定着してくるので、面接のときにはその組み合わせを変えていくだけで応答できるでしょう。