ジオエンジニアリングからキメラ、死者の復活まで、人が神の領域へと踏み込んでしまった10の科学プロジェクト (3/7ページ)

カラパイア

批判もある方法であるが、マラリア問題を緩和する助けとなるだろう。さらに他の昆虫を媒介として人間や作物に被害を与える病気の予防にも応用できると思われる。・7. 星間塵の再現


[画像を見る]

 宇宙の構成と進化の理解はNASAが主要な目的として掲げているものの1つだ。しかし、そこには難題があった。宇宙や惑星の素材を実験室で作り出すことだ。長年に渡るチャレンジであったが、2014年にNASAはついにブレークスルーを果たす。まるで神のように星間塵を作れるようになったのだ。

 使用したのは、コズミック・シミュレーション・チャンバーという低圧力室だ。これは極端な温度と真空状態を模倣して、宇宙の環境を再現する。

 これによって死にゆく星の周囲に広がる極端な条件が作り出される。赤色巨星と呼ばれるライフサイクルの末期にある星は、厖大な星間塵を放出し始める。これは惑星形成の基礎であり、宇宙の進化の主要な要素であると考えられている。こうして作られる物質を再現することで、広大な宇宙の謎を解き明かすことができるとNASAの科学者は期待している。・6. 人工精子の開発


[画像を見る]

 不妊はデリケートで、かつ世界的な問題である。男性も女性もこの問題を抱える可能性があるが、主なのは男性の側だ。男性の不妊は睾丸の生殖細胞が減数分裂を行えない場合に発生する。減数分裂が起きないと、生殖細胞はきちんと機能する精子細胞になれない。これに対して現段階では精子の提供を受けるしか方法がない。

 しかし中国の科学者が実験室で人工精子の開発に成功した。マウスから未発達の幹細胞を抽出し、これを化学物質に暴露させることで、始原生殖細胞を作り出したのだ。

「ジオエンジニアリングからキメラ、死者の復活まで、人が神の領域へと踏み込んでしまった10の科学プロジェクト」のページです。デイリーニュースオンラインは、カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る