ジオエンジニアリングからキメラ、死者の復活まで、人が神の領域へと踏み込んでしまった10の科学プロジェクト (2/7ページ)

カラパイア

・9. 地球の自然システムを操作


[画像を見る]

 世界的な気温上昇による気候変動は着実に悪化している。それにもかかわらず、これまで実施された対策はいずれも効果を上げていない。そこで、この問題の切り札として大勢の科学者が提唱するのがジオエンジニアリングだ。無論、これに対しては賛否両論ある。あまりにもリスクが高すぎる、あるいは真剣に検討するには突飛すぎるというのだ。

 ジオエンジニアリングとは地球の環境的プロセスに対して意図的に介入しようというものだ。いくつも方法が提案されているが、特に二酸化炭素除去と太陽放射制御の2つが注目を浴びる。

 二酸化炭素除去は低リスクだが、比較的高コストだ。またその効果は最小限度のもので、目だった成果が現れるまでには時間がかかるかもしれない。他方、アルベド修正とも呼ばれる太陽放射制御は、低コストだが、リスクが高い。その効果は高く、すぐに地球の気温を下げるだろう。しかし天候パターンが変わってしまうなど、取り返しのつかない被害が出る可能性もある。しかもテロリストあるいは政府の兵器として利用されるおそれもある。・8. 遺伝子操作蚊


[画像を見る]

 マラリアは世界的な問題だ。2013年の感染者は1億9,800万人を超える。ワクチンがあることはあるが、効果的ではない。しかもマラリア原虫はすばやく薬剤への耐性を身につける。こうしたことから根絶が非常に難しく、現在においても主要な対策は殺虫剤と蚊帳でしかない。

 が、希望はある。カリフォルニア大学アーバイン校の科学者がマラリア原虫に寄生されない遺伝子改変蚊の開発に成功したのだ。この蚊はその特性を後世に伝えることができるため、すぐに大集団となる。
「ジオエンジニアリングからキメラ、死者の復活まで、人が神の領域へと踏み込んでしまった10の科学プロジェクト」のページです。デイリーニュースオンラインは、カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る