『ブタメン BIG』大きくなった子供層を狙い撃ち! 郷愁という最高のスパイスとともに味わってみた (3/3ページ)

3分待ってフタをめくると、すごい。具材たっぷりのカップ麺を見慣れた大人にとってはありえないクリーム色の地平。箸でかき回しても何も出てこないこの空虚感。なるほど、ブタメンを巨大化するというのはこういうことか。

スープを一口飲んでみた。懐かしい程よくサラサラなとんこつスープ。ドロドロで臭みの効いた現代人の感覚でいうととてもあっさりしているのだが、そこがまたいい。塩気のキツイのも同じ。ちなみに今回のこの『ブタメン BIG』の製造はエースコックが担当している。随分とメジャーになったものだ。ただエースコックの人々もよくわかっているようで、本格的に味を調整しようなどの余計なことをしていないのに好感が持てる。
食べても食べても無くならないブタメン。まるで幼い頃に見た夢のようである。途中で飽きが来ないとは言えなくもないが、この単調さこそ駄菓子系カップ麺の醍醐味。フェイク商品としての魅力がそこにはある。そもそも当時を改めて振り返ってみれば、その地平の中、子供心に想像のチャーシューなどを浮かべて食べていたのではないか!?

カップは大きくなっても、それ以上に人間のサイズが大きくなっているので、スルッと食べられてしまった。具材などの変化なしに食べられたのは、ひとえに郷愁という最高のスパイスのおかげである。ただ常食するとありがたみは減るだろうとは思う。
購入できるのはセブンイレブンなどのセブン&アイ・ホールディングス店舗のみ。数量も限定とのことなので、この郷愁をまだ味わっていない人は急いだ方がいい。