Cannes Lions 2016③ 円熟したテクノロジーこそ、真価を発揮する (1/3ページ)

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Cannes Lions 2016③ 円熟したテクノロジーこそ、真価を発揮する

FUTURUS編集部がお届けするカンヌレポート第3弾は、

「スマートデバイス(情報端末)」がテーマ。

人工知能(AI)を人類の「未来」を変える技術とするなら、「今、まさに」世界中の人々の生活をアップデートしているのが、スマートデバイスだ。

■ 2016年、全世界スマートフォンの契約は40億件に

エリクソンによると、2015年のスマートフォン契約数は34億件。10億件を超えたのがわずか3年前というから、その爆発的な普及スピードが伺える。今年中には、40億件を超える見通しだ。

この爆発的な普及を支えるのが、発展途上国市場。格安Androidの登場によって、多くの消費者がインターネットを通じて世界中とつながることが可能になった。

今回は、そんなスマートフォンをはじめとするスマートデバイス(情報端末)が、さまざまな人々の生活をアップデートした事例を世界最大の広告祭『Cannes lions International festival of creativity』の入賞作から紹介したい。

■  痒いところに手が届く、スマートデバイス

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まずは、エクアドルのガス機器メーカーMABEの事例「GASCALE」から。

家庭用のガスには、大きく2種類が存在する。都市ガスとLPガスだ。都市部においては、備蓄棟(ガスホルダー)から導管を通って各家庭に供給される都市ガスのシェアが高く、資源エネルギー庁の発表によると、東京都での普及率は100%を超える。一方、農村部では普及率が低く、最も普及率の低い沖縄県では36%という状況である。

この状況は、発展途上国においてはもっと顕著で、南米エクアドルにおいてはほとんどの家庭がLPガスを使っている状況である。そんなLPガスには、細かなことだが、なかなか厄介な悩みがあった。

それは、「ガスボンベの残量が、外からではわからない」ということ。

金属製のガスボンベは、室外に設置されているのが一般的なうえ、見た目ではどれだけガスが残っているかが判断できない。

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