ディズニー王国事始め~『白雪姫』がすべてを変えた(3) 前代未聞の画期的な作品『白雪姫』:高橋ヨシキ連載6 (2/6ページ)

ブッチNEWS

もし少し時間に余裕があったら、それこそ3分23秒あたりから初めてもよいので、そこから最後までご覧いただければ幸いです)

『風車小屋のシンフォニー』(37年)で使用され、また『白雪姫』でも使用されたマルチプレーンカメラの実物は、サンフランシスコのプレシディオにある「ディズニー・ファミリー・ミュージアム」に保存されていて、誰でも見ることができます。

・Walt Disney Family Museum
http://land.allears.net/blogs/jackspence/2014/02/walt_disney_family_museum_1.html
(このページの真中あたりにある、レンガの壁の前に置いてある枠組みのようなものが、そのマルチプレーンカメラです)

ぼくは一昨年、「ディズニー・ファミリー・ミュージアム」に立ち寄る機会があり、そのときにこの歴史的なマルチプレーンカメラの実物を間近で見て感動しました。そのときに撮った写真があるのでアップしておきます。

http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/satan666/20160721/20160721093529.jpg?1469061353

http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/satan666/20160721/20160721093530.jpg?1469061344

このマルチプレーンカメラが画期的なのは、さきほどの動画でもわかるように、背景や前景、セル画を何層にも重ねることで「視差による奥行きの感覚」を得られることのみならず、それぞれの層(に置かれた絵)や、またカメラ自体も水平軸に沿って自在に動かせることにあります。どういうことかというと、いろいろなものが「立体的、重層的に」見えるだけではなく、その中のキャラクターなり部分なりにカメラが「寄ったり」、またあたかもキャラクターを「カメラが追っている」かのような錯覚をも生み出せるのです。『白雪姫』が森の中に逃げ込んで行く場面では、このようなマルチプレーンカメラの持つ力が最大限に発揮されています。

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