疲労と睡眠の医学博士が教える。「ウナギ」と「トリ」、夏バテに効くのはどっち? (1/3ページ)

マイナビウーマン

疲労と睡眠の医学博士が教える。「ウナギ」と「トリ」、夏バテに効くのはどっち?
疲労と睡眠の医学博士が教える。「ウナギ」と「トリ」、夏バテに効くのはどっち?

暑い日が続くと、体がだる重く、食欲が落ちて夏バテを感じます。そんなときこそ、ウナギや焼肉、辛いカレーなどを食べて乗り切りたくなりますが、「それは夏バテ対策としては間違いです」と話すのは、大阪市立大学大学院疲労医学講座特任教授で、東京疲労・睡眠クリニック(東京都港区)の梶本修身(かじもと・おさみ)院長。詳しいお話を伺いました。

■ウナギ、焼肉、カレーは胃腸への負担が大きいので逆効果 ―ウナギが夏バテ対策にならない理由について教えてください。

梶本医師 ウナギはビタミンAやビタミンBが豊富で、脂質が多くて高カロリーな食材です。食糧が乏しくて慢性的に栄養不足だった時代には、栄養源として重宝されていました。

ですが、現代はメタボや生活習慣病が心配される、栄養過多の時代です。極端なダイエットをしない限り、一般の食生活でビタミンAやビタミンB、またカロリーが不足することはありません。ウナギから栄養源を補給する必要はないということです。

そもそも、天然のウナギの旬は冬です。むしろ、夏バテで胃腸が弱っているところに脂肪分が多いウナギを食べると、胃もたれを起こしたりおなかをこわすこともあるでしょう。

―焼肉や辛いカレーなども同じように、胃腸への負担のほうが大きいということでしょうか。

梶本医師 そうです。脂肪が多い牛肉は消化に時間がかかりますし、カレーや激辛料理のような香辛料が効いた料理を食べ過ぎると、胃腸の粘膜に刺激を与えます。すると、消化器官のダメージが大きくなり、それを調整しようと自律神経が過剰に働いて、疲れをまねくことになりかねません。スタミナ食は、夏バテ対策食とは言えないわけです。

■トリの胸肉+クエン酸を含む食材を組み合わせる ―では、どのような食材を食べるのがいいのでしょうか。

梶本医師 まず、夏バテの真の理由を理解しましょう。栄養不足からではありません。

暑くて湿度が高い環境では、体温や呼吸、心拍、消化などのバランスを保つために自律神経が酷使されます。そうすると、自律神経の中枢(ちゅうすう)がある脳に疲労がたまるわけです。バテる理由はここにあります。

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