思いっきり笑いたいときにおすすめ! 気分爽快なコメディ映画10選

学生の窓口

大学生のみなさんは、日々の生活で辛いことや嫌なことが重なってモヤッとした気持ちになってしまうときはありませんか? 何だか悪いことが続いてしまうときってあるものです。そんな流れを断ち切るには、思いっきり笑うのが一番。今回はみんなで見ても、一人で見ても楽しめる、とにかくお腹を抱えて笑えるコメディ映画を集めてみました。

■ふたりの男とひとりの女

善良な警察官であり、良き父親でもあるチャーリー。周囲から馬鹿にされながらも自分が正しいと信じる生き方を曲げようとせず誠実に毎日を送る中、ある日いつもとは正反対の暴力的な人格が出現してしまいます。病院で二重人格と診断され、薬でごまかしていたものの、チャーリーの二つの人格がひとりの女性に恋をし、ドタバタの騒動が展開されていきます。手がつけられないほど正直者で優しいチャーリーと、こちらも手がつけられないほどやんちゃなチャーリー、ジム・キャリーのメリハリの効いた二役が楽しいです。「メリーに首ったけ」でおなじみのボビー&ピーターのファレリー兄弟の演出が冴えた傑作コメディです。

監督:ボビー・ファレリー/ピーター・ファレリー
脚本:ピーター・ファレリー、マイク・セローン、ボビー・ファレリー
音楽:ピート・ヨーン、リー・スコット
出演者:ジム・キャリー、レニー・ゼルウィガー、クリス・クーパー、ロバート・フォスター、リチャード・ジェンキンス、アンソニー・アンダーソン、モンゴ・ブラウンリー

■26世紀青年

アメリカ陸軍が密かに進める冬眠実験の実験体に選ばれた、これといって特徴のない平均的な能力の軍人ジョーと売春婦のリタ。1年後に目覚める約束のはずが、実験の責任者が逮捕されてしまったことで、二人の存在はすっかり忘れ去られ、目がさめるとそこは500年後の未来でした。しかもそこは平均IQが著しく低下した社会で、ゴミが山積し、水道をひねれば水ではなくスポーツドリンクが出てくるという堕落ぶり。現代では平均的でも未来の世界では最高の知能を持つ彼は、内務長官に任命されることになり、おばかな人の中で孤軍奮闘するというお話です。未来の人の低能ぶりを表すエピソードがどれもおかしく、ルーク・ウィルソンのいつもどこか困ったような表情がとてもマッチしていて、シンプルな設定ながら、最後まで飽きずに見ることができます。ツッコミどころが満載ですが、辻つま合わせは置いておいて頭を空にして楽しんでください。

監督:マイク・ジャッジ
脚本:マイク・ジャッジ
音楽:セオドア・シャピロ
出演者:ルーク・ウィルソン、マーヤ・ルドルフ、ダックス・シェパード、ジャスティン・ロング、トーマス・ヘイデン・チャーチ、ジャスティン・ロング

■ふたりのパラダイス

マンハッタンに暮らすジョージとリンダ。ジョージが仕事を解雇されたのをきっかけに、二人でジョージの兄を頼って田舎暮らしを始めることを思いつきます。ところが田舎に向かう途中、ヒッピーコミューンに遭遇。戸惑いながらも彼らと暮らすうちに、自由な生き方に共感するようになり、すれ違いがちだったジョージとリンダの関係にも変化があらわれてきます。俗に言うラブコメに分類される映画ですが、主演のポール・ラッド、ジェニファー・アニストンの二人の掛け合いもおもしろいですが、かなりウザめなジョージの兄やその病的な家族、そしてコミューンの面々のやることなすことがいちいちツボです。

監督:デビッド・ウェイン
脚本:デビッド・ウェイン、ケン・マリーノ
音楽:クレイグ・ウェドレン
出演者:ジェニファー・アニストン、ポール・ラッド、ジャスティン・セロー、マリン・アッカーマン、ローレン・アンブローズ、アラン・アルダ、ミカエラ・ワトキンス、ケン・マリーノ、キャスリン・ハーン

■ポリーmy love

なにごとも完璧に行わなければ気が済まない潔癖症のやり手保険マンのルーベン。仕事だけでなく人生のすべてのことを緻密にリスク管理し、安全安心な生き方をモットーに日々を送っていたはずが、信用してやまなかった結婚相手に進行旅行先で浮気されてしまいます。そんな傷心の彼を気遣った友人に無理やり連れて行かれたパーティーで同級生ポリーと再会。彼女との出会いをきっかけに、自分の生き方を見直し始めますが、想像以上に奔放なポリーに振り回されることに。ベン・スティラー、ジェニファー・アニストンの魅力たっぷりの痛快コメディですが、特筆すべきは脇を固めるキャラクターたちのおもしろさです。個人的にはハンク・アザリア演じるフランス語なまりのおとぼけぶりがツボ。気分が晴れやかになること請け合いです。

監督:ジョン・ハンバーグ
脚本:ジョン・ハンバーグ
音楽:セオドア・シャピロ
出演者:ジェニファー・アニストン、ベン・スティラー、フィリップ・シーモア・ホフマン、デブラ・メッシング、アレック・ボールドウィン、ハンク・アザリア、ブライアン・ブラウン

■ズーランダー

ベン・スティラー演じる超売れっ子のスーパーモデル、デレク・ズーランダーは年間最優秀モデルの連続受賞を逃し、引退を決意。いったんは地元に戻るものの、家族にも相手にされず、しぶしぶファッション界に戻るハメに。ところが、すっかりかつての威光を失いくすぶっていたデレクに、No.1デザイナーからショーモデルとして出演オファーが舞い込み、躍起になるデレクが、ハチャメチャな騒動に巻き込まれるというストーリーです。ベン・スティラーが人気者のスーパーモデルという設定だけで笑えますが、ナンセンスをたくさん詰め込んだ極上のコメディ作品に仕上がっています。

監督:ベン・スティラー
脚本:ベン・スティラー、ドレイク・セイザー、ジョン・ハンバーグ
出演者:ベン・スティラー、オーウェン・ウィルソン、クリスティーン・テイラー、ウィル・フェレル、ミラ・ジョヴォヴィッチ

■俺たちニュースキャスター

地方のTV業界で型破りで破天荒なニュースキャスターたちがドヤ顔でやりたい放題の毎日を送るなか、野心家のヴェロニカが入社。彼女の存在によって局内随一の人気キャスターであるロンを始め、従来のキャスタ一ー同の調子が少しずつ狂い始めます。ウィル・フェレル 、 ポール・ラッド 、 スティーヴ・カレルといった名前を聞いただけて思わず笑ってしまう一流のコメディアンが集結し、最初から最後まで、腹がよじれるほど笑えるコメディ映画に仕上がっています。最近続編も作られ、そちらもよくできていますので興味のある方はぜひそちらも合わせてご覧ください。

監督:アダム・マッケイ
脚本:ウィル・フェレル、アダム・マッケイ
音楽:アレックス・ワーマン
出演者:ウィル・フェレル、ポール・ラッド、スティーヴ・カレル、デヴィッド・ケックナー、フレッド・ウィラード、セス・ローゲン、クリスティナ・アップルゲイト

■スパイ

CIAの内勤分析官であるスーザン・クーパーの任務は、海外でスパイ活動するエージェントをサポートすること。ところがパートナーであったスパイが殺害されてしまった上、CIAのトップエージェントのすべての身元が割れていることが判明。そこで身元がバレていないスーザンがスパイとして現地に飛ぶことになります。素人スパイのスーザンが行き当たりばったりでハッタリをかましながら順応していく姿がコミカルに描かれます。ヒット作を連発しているメリッサ・マッカーシーはここでも絶好調な演技を披露。太っちょな容姿を惜しみなく使ったアクティブなおもしろさは、もはや例えようがない水準に来ています。現在のハリウッドを代表するコメディ女優と言えますね。ジュード・ローやジェイソン・ステイサムらとのユーモラスな絡みからも目が離せません。

監督:ポール・フェイグ
脚本:ポール・フェイグ
音楽:セオドア・シャピロ
出演者:メリッサ・マッカーシー、ジェイソン・ステイサム、ローズ・バーン、ミランダ・ハート、ボビー・カナヴェイル、アリソン・ジャニー、ジュード・ロー

■キングスマン

国家に属さない架空の最強のスパイ機関「キングスマン」の一員として、亡き父と同様スパイの道を歩み始めた青年の成長を描く娯楽作。ロンドン、サヴィル・ロウの高級テーラーに機関本部の入り口があるという設定や、全編を通じて使われている音楽もすばらしいです。アクション映画としても上々の出来ながら、最大の見所は、コリン・ファース、サミュエル・L・ジャクソン、マイケル・ケインといった一流の俳優陣によるウィットの効いた会話の数々。全編を通じてユーモアが秀逸で、見終わった後に思い出すのはコミカルな場面という人も多いはず。お腹を抱えて笑うというよりは、ニヤリとはにかんでしまう、大人のためのコメディ映画と言ったところでしょうか。

監督:マシュー・ヴォーン
脚本:ジェーン・ゴールドマン、マシュー・ヴォーン
音楽:ヘンリー・ジャックマン、マシュー・マージェソン
出演者:コリン・ファース、サミュエル・L・ジャクソン、マーク・ストロング、タロン・エガートン、マイケル・ケイン

■ブルースオールマイティ

自らの失態のせいで仕事をクビになってしまった地方局のお気楽レポーター、ブルース・ノーランは自暴自棄になり、天に向かって悪態をついてしまいます。するとある日、ポケベルに謎の着信が入り、約束の場所に行ってみるとそこにいたのは神様!ブルースは、「不満があるなら交代しろ」と神様に言われ、幸か不幸か、全能を授ってしまいます。自分勝手な欲望のためだけに、ブルースが絶大な力を使って起こす騒動が楽しい。主演のジム・キャリーの快活さ全開のおもしろさもさることながら、この映画のハイライトと言えるのは何といっても、当時ほとんど無名に近かったスティーブ・カレルの名演技。いつ見ても、何度見ても、そして思い出すだけで抱腹絶倒すること間違いなしの映画史に残る名シーンです。

監督:トム・シャドヤック
脚本:スティーブ・コーレン、マーク・オキーフ、スティーブ・オーデカーク
音楽:ジョン・デブニー
出演者:ジム・キャリー、モーガン・フリーマン、ジェニファー・アニストン、フィリップ・ベイカー・ホール、キャサリン・ベル、ノーラ・ダン、ポール・サターフィールド

■スパイナルタップ

架空のロックバンド「スパイナルタップ」のドキュメンタリーという設定で作られた、いいわゆる「擬似ドキュメンタリー」映画。とある音楽ジャーナリスト(ロブ・ライナー)が、人気のロックバンド「スパイナルタップ」に密着取材を行うなか、行く先々で次々に問題にぶち当たるメンバーの葛藤がコミカルに描かれます。主にロックミュージシャンのステレオタイプを風刺する内容で、ダサいのかカッコいいのかよくわからないロックバンドに「ありがち」な爆笑エピソードが綴られていて、誠実に一生懸命頑張っているメンバーには悪いけれど、初めから終わりまで笑いが止まりません。ほとんどがアドリブで撮られているというから、スタッフのモチベーションの高さ、技能の高さに脱帽してしまいます。アメリカではカルト的な人気を博している映画です。

監督:ロブ・ライナー
脚本:クリストファー・ゲスト
音楽:クリストファー・ゲスト
出演者:ロブ・ライナー、クリストファー・ゲスト、マイケル・マッキーン、ジューン・チャドウイック、アンジェリカ・ヒューストン、ダナ・カーヴィ、ブルーノ・カービイ、ハリー・シェアラー、トニー・ヘンダ

おすすめのコメディ映画をご紹介してきましたが、いかがでしたか? 気分が落ち込んだり、物事がうまく進まないとき、コメディ映画が力をくれるときがあります。どれも悩み事を笑い飛ばせて、気分が上がりそうなものばかり。ぜひ楽しい時間を過ごしてください。

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