【ツレが産後ウツになりまして】第8回:アトピー性皮膚炎との闘い・除去食の日々<後編> (1/3ページ)
【お子さまの件ですが、アトピー性皮膚炎である可能性が高いと思われます】
大学病院の先生から届いた一通のメールから始まったわが子のアレルギー問題(『アトピー性皮膚炎との闘い <前編>』より)、そしてスタートした除去食の日々。
自身の不妊治療奮闘記を綴った『俺たち妊活部』の著者・村橋ゴローが見た、最愛の妻が産後ウツになっていく……壮絶な産後育児をお伝えします。
■卵、小麦粉、大豆、イモ類、乳製品を除去。何を食べりゃいいの!?生後1ヶ月検診で、「アトピー性皮膚炎の疑いあり」と診断された、わが子。では一体、赤ちゃんは何アレルギーなのか?
まず血液検査で出たのが、「卵」と「小麦粉」へのアレルギー反応が出た。
わが家の場合、ミルクと母乳の半々で育てていたため、妻が食べたものが直接、赤ちゃんの体内に入ってしまう。そのため、妻の食事制限が始まった。
村橋家の台所は、僕が預かっている。つまり、結婚以来10年間食事はずっと僕が作り続けてきたわけで、この食事制限は僕を大いに悩ませた。
それでもわが子のためだと思い、手始めに、朝の定番・目玉焼き、おやつのクッキー類、ラーメン・うどん・パスタといった小麦製品すべてが食卓から消えた。これを1ヶ月続け、迎えた2ヶ月検診。これだけ我慢したのだから、わが子の全身を覆う赤いブツブツも良くなるだろう。
先生は伏し目がちに、こう言った。
「卵と小麦粉を除去しても、まだアレルギー反応が見られますね。お辛いでしょうが、卵に小麦、これらにプラスして、大豆とイモ類、そして乳製品を除去した食事制限をお願いします。」
一体、何を食えばいいというのか。
■大好きだったスーパー巡りが、欝々とした時間に
スーパーに行き、広い店内を見渡す。今まではお金の許す範囲で、好きなものを好きなだけ買っていた。
「これを食べようかな、やっぱりあっちを食べよう。」
そんな楽しみは、もうなくなった。
まずはお惣菜コーナーを覗く。「何を食べたい」ではなく、「何が食べられるか」。おかずの入ったプラスチックを裏返し、ひとつずつ成分表とにらみっこしていった。