この現実は幻想?我々の住む世界は悪の天才によってコントロールされたシミュレーションであるかもしれない(哲学者) (1/3ページ)
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いよいよ中2っぽいタイトルとなってきたが、これはノートルダムオーストラリア大学で、哲学者であり上級講師のラウラ・D・オリンピオが講演したものである。
今、我々がいる場所は我々が考えているような場所ではなく、我々は悪の天才によって実施されている科学実験の被験者にすぎない。というものだ。
我々の脳は既に摘出されており、日常生活を送っている錯覚を見せられているとしたら?
例えば我々の脳が体から丁寧に摘出されたとしよう。脳は水槽の養液に浸され、実験室の中で生きている。脳の神経の末端はスーパーコンピューターに接続され、日常生活を送っているかのような感覚を起こす刺激が与えられている。そうやって我々はごく当たり前の日々を生きていると思い込んでいるのだ。
それでも我々は存在していると言えるのだろうか? それどころか、我々は未だに我々なのだろうか? 我々が知っている世界は、実は科学者によって作り出された幻影ではないのか?
まるで悪夢のような話だ。だが、これがまったくの嘘っぱちであると否定することができるだろうか? 脳が水槽の中にないということを証明することができるだろうか?
我々が「水槽の脳」でないことを証明できるのか?
ヒラリー・パトナムという哲学者は、1981年に著書『理性・真理・歴史』の中でこの水槽の脳について思考実験を行っている。だが、その大元はフランスの哲学者ルネ・デカルトが1641年『省察』で述べた悪霊という概念にある。
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哲学者たちはこの概念を利用して、私たちが真実だと絶対的に確信できる考えがどのようなもので、その結果自分たちやその周囲にある世界についてどういった知識を持つものか考察した。