知らないと4000万円の損!住宅購入で失敗する心理メカニズム (3/3ページ)
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こういった、「理解し判断できる能力には限界があるため、限られた合理性の範囲内で経済的な判断をしようとする」心理を限定合理性の心理といいます。
この限定合理性のワナは、見た目のキレイな物件にだけあるのではありません。激安物件といった、価格にインパクトがある物件にも存在します。
激安物件は通常、なんらかの欠陥や売れにくい理由があるからこそ激安なのですが、インパクトがあまりにも強いために思考が働かなくなるのです。
繰り返しになりますが、高額な買い物であるため、住宅購入時は冷静さを失いやすく、感情のコントロールが効きにくくなります。
なおかつ、不動産取引は、細かい法規定もあるため、一般人にはあまりなじみがありません。そのため、限定合理性のワナにハマりやすくなり、いざ住んでみて失敗に気づくのです。
さらに、普段の日常生活で食費やレジャー費などを節約している家庭ほどフラストレーションも溜まりやすいので、こういった高額物件で節約した得以上の損を被りやすくなります。
他にも「最初に見た物件を見て『これだ!』と思いこんで買ってしまう」「欲しい物件のイメージがあまりにもよすぎたために、無理に背伸びして資金計画を組んでしまう」という失敗があります。
いずれも、住宅購入という買い物が高額で、なおかつ日常生活からかけは離れた行為であるために、冷静さを失ってしまうがゆえに起きています。
しかし、高額な買い物という非日常的な行為は一瞬ですが、「住む」「暮らす」という行為は長く続くものです。
しかも、失敗したからといって簡単に住み替えることはできません。
本来気にするべきは、物件の印象や価格ではなく、「実際に住みはじめたらどういう生活になるのか」「返済計画に無理はないか」「周囲の環境はどうなのか」といった生活のリアルについて、メリット・デメリット両方を視野に入れて考えることなのです。
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住宅購入は、私たちが思っている以上に感情のコントロールが必要な行為です。そのため、仕掛けられたワナにハマることなく、まずは自分の状況を第一に考え、資金的にも日常生活を送る上でも無理がないかどうかを冷静に判断しましょう。
(文/税理士・心理セラピスト 鈴木まゆ子)