「有言実行」「不言実行」ドイツ人の考え方に多いのはどっち? それぞれのメリット&デメリット (2/2ページ)
ちなみに筆者はコミックエッセイのストーリーを書くといういわゆる原作者の仕事を担当しているのですが、具体的にコミックエッセイのテーマについて「こういうテーマをやろうと思うんだ!」と話す場合、周囲から「こういう展開にしたらおもしろいんじゃない?」というフィードバックをもらえることもあれば、「やめたほうがいいと思う……」と言われる可能性もあるわけです。その一言でやる気をなくしてしまう筆者のような精神の持ち主は、「有言実行」よりも「誰にも言わず行動」をしたほうが安心かもしれません(笑)。
さて、この「誰にも言わず行動」は、誰にも「茶々」を入れられることなく黙々と作業が進められるというメリットがある一方で、自分自身が目標としていたことを日々の生活の中で自分自身も忘れてしまう、というデメリットがあります。これを防ぐためには、手帳に目標を大きな字で書いておくなど、後ほど自分に分かる形で目標を記しておくとよいかもしれません。
ところで筆者の出身であるドイツを含むヨーロッパでは日本と比べ、事前に「自分のやろうとしていること」をオープンに周囲に話す人が多いです。わりと後先考えず、今この瞬間に自分が思ったこと、今この瞬間に沸いたアイディアについて、実行できるか否かを考えず、周囲に話す傾向があります。ただやはり、その後、アイディアやプランを実行するか否かは「その人による」のですね。つまりやる人はやるし、やらない人はやらない。よく考えてみたら、日本と一緒ですね(笑)。
それにしても自分にも言い聞かせたいところですが口ばかりが達者の「有口無行」(ゆうこうむこう ※口先からの出まかせばかりで、実行が伴わないこと。)は避けたいところです。
今回は「有言実行」と「不言実行」それぞれのメリットとデメリットを紹介しました。あなたは「有言実行」派ですか?それとも「誰にも語らず静かに夢をあたためて黙々と作業する」派ですか……? 何はともあれ、最終的に結果を出すにはやっぱり行動が大事だということを肝に銘じておく必要があるでしょう。
なにかを成し遂げたいと思っている大学生のみなさん、お互いにがんばりましょうね!
文・サンドラ・へフェリン
プロフィール/ドイツ・ミュンヘン出身。日本歴19年。日本語とドイツ語の両方が母国語。自身が日独ハーフであることから、「ハーフといじめ問題」「バイリンガル教育について」など、「多文化共生」をテーマに執筆活動をしている。コミックエッセイ「爆笑!クールジャパン~えっ?外国人は日本をそう思っていたの・・・!?~」(アスコム。原作: サンドラ・へフェリン、漫画: 片桐了)が発売中。