世界遺産・クラクフ観光の目玉!ヴァヴエル城でポーランドの黄金時代を感じる (1/4ページ)
世界遺産にも登録されているポーランドの古都、クラクフ観光のハイライトといえば旧市街の南にそびえるヴァヴェル城。ヴィスワ川沿いの広大な敷地に、大聖堂や旧王宮といった複数の建造物からなる複合建築物です。
城の敷地に入ってまず目を奪われるのがヴァヴエル大聖堂の壮大な美しさ。この大聖堂は14世紀から18世紀までのおよそ400年にわたって、ほとんどの国王の戴冠式が行われた場所であり、国王の墓所でもある、ポーランドにとって特別な教会です。
幾度もの増改築を経てきたために、さまざまな建築様式が融合したその姿はこれが一つの大聖堂だとは思えないほど変化に富み、圧倒的な存在感を放っています。
内部に収められているポーランドの守護聖人・聖スタニスワフの聖遺物がこの大聖堂の格式を示しているほか、「ルネッサンス様式の最高傑作」との呼び声高いジグムント・チャペルの壮麗さは圧巻。王の大聖堂にふさわしい品格と豪華さ、重厚感が合わさった空間には感嘆せずにいられません。
大聖堂内部の写真撮影は禁止のため、ぜひご自分の目でその素晴らしさを確かめてみてください。大聖堂北側のジグムントの塔には1520年に造られたポーランド最大の鐘がつるされており、ここからのクラクフ旧市街の眺めは最高です。