バイクを漕がないと上映中止! ドラマ『弱ペダ』汗だく試写会レポート (2/5ページ)
入場時に渡されたゼッケンを背中に貼り付け、さらにサドルやハンドルの高さを調整。水分補給用のスポーツドリンクも用意されており、着々と準備を進める様子は、まるでレースのスタート前のようだった。
スタートからレース同様のケイデンスが必要に
開演前の説明を経て、いざ上映スタートかと思いきや、まずはスクリーンに映し出されるケイデンスメーターを満タンにすることに。合図と同時に一斉にペダルを回す参加者たち。みるみるうちにメーターは上昇し、一定の回転数を達成。今度こそ、本当に上映がスタートした。
ペダルの回転数を維持しながら鑑賞するハイケイデンスタイムは、ドラマ第1話の冒頭13分。会場では、50人がエアロバイクを漕ぎながらドラマを視聴するという不思議な光景が広がっていた。
ちなみに、“一定の回転数”とは分速85回転のこと。自転車の場合、タイヤの大きさやギア比などによって一概には言えないものの、長距離の自転車競技における平均回転数とされている。実際に漕いでみると、重りが設定されていることもあって、予想以上に踏み込む力が必要だと感じた。