高知市のプールで男児死亡…。「保護者のスマホ注視」が招く連日の水難事故
現在、夏休み真っ只中。連日の猛暑の中、各地で“水難事故”が相次いでいます。
先日8月14日にも、高知県のレジャー施設を訪れていた子ども3人と両親の家族からはぐれてしまった4歳の男の子がプールに沈んでいるのを発見される、という痛ましい事故がありました。
著者にも子どもが3人おり、さらに長男が4歳なこともあって、そのカオスな状況は容易に想像できるため、この事故はとても他人事とは思えません。
事実、過去にも子ども3人をプールに連れて行った時にヒヤッとしたことがありました。今回は、そんな自らの経験ももとに「大切なわが子を水難事故から守る心得」をご紹介いたします。
■子どもの「大丈夫」を信用しすぎないで!
高知県警南国署によると、死亡した男児は両親と兄、妹の家族5人で施設に到着した際、水着に着替え、家族とシャワーを浴びている途中に走っていなくなってしまったとのことです。
そして家族が捜していたところ、プールに沈んでいるのを発見されたのです。
著者の子ども達も赤ちゃんの頃から水を怖がらず、泳ぐのが得意、そして誰に似たのか、みんな頑固な性格なゆえ「自分達は溺れない! 大丈夫!」だと思い込んでいます。
大好きなプールに行けば、勝手に思う存分遊びたいという気持ちが優先してしまうため、そんな子ども達を言い聞かせるのは至難の業なのです。
■目を離した隙に…スマホにばかり熱中し過ぎ!?
数年前のことですが、著者がプールでヒヤッとしたのは、夫と一緒にプールで楽しそうに遊ぶ末っ子長男をスマホでビデオ撮影している時でした。
すぐとなりで遊んでいた小学生の上の子2人には、まだ足が付かない深いプールだったのですが、泳ぐのは得意なはず。長男の良い表情が撮れていることに熱中してしまい、少しの間、目を離してしまいました。
そのビデオにも映っていた上の子2人は、最初は笑ってじゃれ合っているようにしか見えなかったのです。と思った瞬間、2人の笑いは次第に小さな叫び声のように聞こえてきました。
でも、それでもまだ気に留めませんでした。何と言ってもSNSで「いいね!」が沢山もらえそうな可愛い長男のビデオが撮れていたからです。
結局、上の子2人は、深いプールの中でお互いにしがみつき合っていたため、お互いを引っ張り合い沈め合う形になっていたのでした。
ようやくその危機的状況に気付いた著者は、慌てて2人に手を差し伸べました。
幸い、大事には至りませんでしたが、自分の命よりも大切なはずのわが子2人が溺れかけていることに、自分のビデオの撮れ高を気にするあまり、瞬時に気付かなかった自分自身に大変ショックを受けました。
「もう大きいはず」な2人が目の前にいたにも関わらず、一瞬油断してしまったのです。しかも、その頃の著者は、他の親がプールサイドでスマホに熱中し過ぎて、全く自分の子ども達を見ていないことに危機感を感じ、そのことを新聞投稿していました。
それ以来、プールに行く際には子ども達には水の中でお互いにしがみつかないことをきつく言い聞かせ、自分はスマホ撮影よりも、他人の批判よりも、水の中の子ども達みんなを見ていることを優先するようになりました。
■命を守るライフジャケット
海外の大型プール施設などでは、規定の身長に満たない幼児には、浮き輪ではなく、必ず“ライフジャケット着用”がルール付けられている所も多くあります。
日本のプール施設では、あまりまだ一般的でないようですが、施設のルールでなくても自分の子どもを守る手段として、是非活用してみたいですね。
他の同年齢の子が着ていないライフジャケットを自分の子どもに着させることがとても大変なことは理解できますが、子どもの命にかえられるものはありません。
子連れでのおでかけは、他にも色々気を配ることがあり、親が“注意散漫”になってしまうということを肝に命じ、確実に子どもを守れる方法を常に考えましょう。
いかがでしたか?
水難事故については、ニュースなどで聞いて知っていても、実際に自分で子どもを夏の楽しいお出かけに連れて行く際は、気が緩んでしまうものです。
自分が見ていれば大丈夫なんてことはありません。プール、海、川でも、いざという時のために必ず子どもの命を守ってくれるライフジャケット着用は絶対におススメです。
【参考・画像】
※ 4歳男児がレジャー施設のプールで溺れ死亡 高知 南国 – NHK NEWS WEB
※ Luis Louro / Shutterstock
【著者略歴】
※ 小泉りさ・・・ママライター。リアルでデスパレートな日本のママ事情を国際的視点で解析。第3子妊娠と同時に起業しキッズジュエリーブランド 「ローズ・ジョアン」を立ち上げた他、PRコンサルティング、通翻訳、英会話講師などもこなす。2014年、長年の夢だったライター業を始め、潜入取材やスチール撮影に挑戦。現在、都内イン ターナショナルスクールに通う1男2女の母としてPTA活動にも励む。 ブログ / Facebook / Instagram