【テキトー母さん流☆子育てのツボ!】#26 イヤイヤ期にはどう対応したらよいのでしょうか? (1/3ページ)
「1人でできる子になる『テキトー母さん流』子育てのコツ」の著者の立石美津子が、ママ達の育児の素朴な疑問に応えるQ&A連載、【テキトー母さん流☆子育てのツボ!】をお伝えします。
第25回は『スーパーで「お菓子買って」と毎回地べた泣きします。』の疑問にお応えしましたが、第26回のテーマはこちら。
■なぜ、イヤイヤ期が起こるの?
親のしつけのせいでも、子どもの性格が曲がっているのでも、ワガママな子に育っているのでもありません。
実は額の裏側にある脳の“前頭前野”がまだ2歳くらいまでは発達していないので我慢することができないだけなのです。だから、自分の思い通りにならないと癇癪を起します。これが魔のイヤイヤ期の正体です。
前頭前野とは“欲求を抑制する働き”をする部位で3歳を越してきたくらいからだんだんと発達します。
だからその頃になると自然に収まってくるのです。子どもが癇癪を起したら「前頭前野の成長過程でまだ十分育っていないんだわ」と思っておきましょう。今、戦って何とか解決しようとしなくていいんです。
■100%反抗してくるイヤイヤ期「お風呂に入る?」と聞いたら「イヤだ!入らない!」。「だったら入るの止める?」と言えば「イヤイヤ!入る!」。「これを着なさい」と言えば「イヤだ」、着るのに悪戦苦闘しているので手を貸してやると「自分で!自分で!」と騒ぐ。「お出かけしよう」と言えば「嫌だ!」「だったら家で過ごそう」と言えば「イヤだ!」こうして、事あるごとにいちいち反抗してきます。
自分で何でも決めたいのに横から「こうしろ、ああしろ」と言われてイヤ、自分でやりたいのに手を出されてしまい構われてイヤなのです。
そんなとき「一体、あなたはどうしたいの!いい加減にしなさい!」と親がイヤイヤの渦に巻き込まれてキレてしまうと、更に状況を悪化させます。
だったらどうすればよいのでしょうか?
■選択肢を与える子どもは出かける出かけない、風呂に入る入らないことよりも、親からいちいち命令されること自体がイヤなのです。
ですから選択肢を与えましょう。