東京から岡山へ、Uターンで「仏を彫る」生き方を選んだ元教師【前篇】 「彫るということは三次元を三次元として表せばよい」 (5/5ページ)

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仏像については、まず、彫る前には四角い材に縦の中心線を引き、横線は足下を0、額口を10として升目を入れるところからスタートです。次に4面に形(絵)を写し、鋸で不要な部分を切り落とす。ここから彫りに入ります。粗彫りで大まかな形を彫り出し、ほぼ、姿が現れたところで仕上げの彫り に入るわけです。大仏師といえどもインスピレーションで彫る人は、まずいないでしょう。わが師も、松久宗琳の「京都仏像彫刻研究所」に入門して、独立したての頃、観音100体彫ったことが山陽新聞に取り上げられていました。

―いやはや、たしかに気の長い作業ですね...聞くだけで頭がクラクラしてしまいそうです。完成までかなり時間がかかりそうですね。

私の場合、台座、光背、本体が35センチ程度の物で3ヶ月から半年。仏師と称する人なら、あまり細かい模様の注文がなければ 、1ヶ月から3ヶ月で仕上げると思います。


後半に続く(8月21日掲載予定)。

取材/聞き手・鈴木将義

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