​活字嫌いにも試してほしい! 本を読むメリットとよりよい読書をする方法【学生記者】 (2/3ページ)

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教養書など、その道のスペシャリストが何十年もかけて研究したことがトピックになっている場合は、その本1冊を読むだけで、主要な研究やそれに対する洞察などいろいろなことが知ることができます。

「本を書く」という行為は、非常に労力を要します。特に良書と言われる本は出版・発売にいたるまで、概要をまとめ、自分の知識とあわせて深いリサーチを繰り返し、何度も推敲され……莫大な時間と手間がかかっているはずです。つまり、いい本は「よく練られて」いて、著者の人生における知識や経験がぎっしり入っているということです。

私たちは本を読むことで、自分が今度人生で経験しえないような、もう一つの人生を疑似体験することができます。「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。」これはドイツ帝国を築いたビスマルクの言葉ですが、歴史という他人の経験を知ることで、過ちを犯すことを未然に防ぐことが賢明であるという彼の持論です。

■読書の本質は「考える」こと!


さて、読書することが人生を豊かにするということを長々と書きました。次は、どのような読み方をすれば、自分の人生のために活かすことができるのか? ということについて紹介します。

まずはただ読んで、「なるほど」と思うのもいいかもしれませんが、それでは読書で本当に得られるものの10%くらいしか手にすることができません。読書をする際にすべきことは、本の内容について、自分で考えるクセをつけることです。ただ事実や他人のアウトプットを受け入れるだけでは、自分の生活のなかで活かすことができません。ただの「知識」で止めておくのではなく、アクティブな「知恵」として活用することが非常に重要です。そして、知識を知恵に昇華させるためには、自分で考えることこそがより質のいい読書の条件になりえます。

それに加えて、読書をして考えたことを友達や家族と話して発信することで、自分の考えが整理されて確実に自分の体の一部となり、「自分の知恵」として活かすことができるとも言われています。

■「読んだ後」こそ勝負どころ

先述したように、ただ読むだけではもったいないです。本を自分の血肉にするには、読んだ後に、その本から得たモノをいかに使うかということもかなり重要です。

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