レジェンドが語るTOP14の魅力。~齊藤祐也編~ (2/5ページ)
フランスリーグは、ケガ人などが出たらすぐにエスポワール、つまり下の若い選手を引っ張り上げるんですが、それでも使えないなと思ったら他チームから即戦力の選手を移籍させてしまうということもありますから。それだけ総力戦なんですよね。
―齊藤さんがいたころと比べて外国選手が増えていますが、フランスリーグに影響はありますか?
影響していると思います。練習の仕方からまず違いましたね。今でこそオフロードパスという言葉があって、どんどん投げられるときは味方にパスを繋げていくんですけど、昔は意図的にオフロードパスをするというよりも、パサーはスぺースに必ずサポートが来ているという前提でスペースへ、たとえばノールックパスでも必ずそこにいるという前提でパスを出してくれるというサポートの仕方だったんですよね。実際には、ディフェンスの仕方も今は厳しくなっていますから、パスコースに入られてしまえばもちろん無理なんですが、当時は南半球のラグビーとフランスの融合したアグレッシブさみたいなものもありましたし。
―日本のファンには、トップリーグ、スーパーラグビーのほうが馴染みがあると思いますが、改めてTOP14の面白さというのはどういうとこにありますか?
たとえば、RCトゥーロンであったり、もちろんラシン92もそうなんですけど、各国のスター選手、ランナー、ボールキャリアが揃っている。いろいろなバックグラウンドを持った選手がいます。そういう選手をどこで使うか。日本のトップリーグは、外国の選手をエースとしてうまく使うんですけど、フランスでも外国のトップ選手をボールキャリアとしていい状態でアタックさせればまた変わってくるのかなという期待がありますね。
―今回、五郎丸選手がRCトゥーロンに移籍しましたが?
昨年のワールドカップであれだけの結果を出したことで、これだけのチャンスをもらえている。うらやましいですよね。ましてやTOP14のシーズンは長いので、必ず試合に出る機会はあるので、そこでいかに自分の良さを、結果を出すのかが大事ですね。あとは、フランスはレフリーが使うのもフランス語ですし、英語が通用しない中で、いかにコミュニケーションをとるかだと思いますね。五郎丸の場合はポジション的にも言葉が大事ですから。