脳の前頭前野が鍛えられる!1歳からOKな算数力のトレーニング (2/3ページ)
さらに、美しいものを見て感動する感性が育ちます。脳科学の実験では、優れた数学者が数式や数の配列を見て美しいと感じているとき、前頭前野の前の内側部分が働いていることが判明しました。
そして、これは普通の人が美しい芸術作品を見たり、美人の顔を見たりした時に働く場所だったのです。
前頭前野がよく働くと社会性が生まれ、人づきあいがうまくなります。相手の気持ちもわかるようになり、情緒や思いやりも生まれます。
ひいては就職や結婚もうまくいったり、健康で長生きする傾向もあったりすることが、最新の脳科学研究で裏づけられています。
■算数力アップする4つのトレーニング
このように、「算数力」のアップはひいては人間としての成長も大きく促してくれます。
本書で紹介する「算数力アップのトレーニング」のなかから、1~3歳ごろから取り入れられる4つのエッセンスを抜き出してみましょう。
(1)できるだけ両手を使う
手先を使うことは、脳の発達に大きな影響を与えます。
1~3歳頃は、利き手を意識せず両手両足を同じように動かすことが重要。両手が十分に使えるようになったあとで、おのずと「使いやすい手」が決まってきます。
使いやすい手が決まっている場合も、反対の手をしっかりと使うよう意識してあげましょう。
(2)「時計の針」を意識した言葉がけ
幼児には、目で見た情報が伝わりやすいもの。リビングなどにアナログ時計を置き、「針がここまできたら、お片付けね」などと語りかけて時間感覚を身につけさせましょう。
「もう3時だから、おやつね」「2時から1時間も寝ていたね」など、数字を入れて言葉をかけてあげると、さらに効果的です。
(3)「タイマー遊び」で時間感覚を磨く
秒針のあるアナログ時計を使い、1分間「アーーー」と声を出し続ける遊びです。
日常にあるもっとも身近な数字は「時間」です。1分の長さを体感することで、時間というもの自体の意味をつかむ手助けになります。
息が続かなくても大丈夫。