【世界の廃墟】産業遺産として初めて世界遺産に登録されたフェルクリンゲン製鉄所 (1/4ページ)

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【世界の廃墟】産業遺産として初めて世界遺産に登録されたフェルクリンゲン製鉄所

ドイツ南西部ザールラント州にある産業遺産のフェルクリンゲン製鉄所。

1994年に産業遺産としては世界で初めて世界遺産に登録された製鉄所では、現在でも操業当時の姿が完全な姿で残されており、敷地内では銑鉄精錬の全工程を見学することが出来ます。

迫力のある太いパイプや大きな溶鉱炉を間近で見ることが出来、工場などに特別詳しくなくても楽しめるのがフェルクリンゲン製鉄所の魅力です。

1873年に操業を開始したこの製鉄所は、最新技術の導入や周辺地域からもたらされる豊富な資源により、やがてヨーロッパで最大の製鉄所へと成長していきます。

第二次大戦中には約7万人もの女性や捕虜、強制労働者が、ここで過酷な労働に従事させられていました。

この大戦中にドイツ国内では多くの機械、製鉄関連施設が爆撃を受けましたが、唯一フェルクリンゲン製鉄所だけは奇跡的に被害を逃れました。戦火を逃免れた製鉄所は戦後のヨーロッパの復興に大きく貢献し、1950~60年代には生産量がピークに達します。

最盛期に働いていた従業人数は17000にも及びました。

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