なぜ被害者が責められるのか?被害者を責めるのはどんな人?(米研究) (2/4ページ)

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・結束的価値観が被害者を責める理由
 結束的価値観は人々を緊密な個人関係に結びつける絆を重視する。一方、個人化的価値観は博愛や公正さを重視する。

 結束的価値観は例えば、所属集団に対して忠実であるために、ある人間に対して外部の集団に属する者を冷遇するよう求める。あるいは権威への服従の証として、他人に対する攻撃命令に従うよう求めるといったこともある。

 また、グループによっては、純潔の維持が村八分や名誉殺人の動機になる可能性もある。結束的価値観の高まりから被害者に苦痛を与えているという事実に鈍感になるのだ。集団心理が引き起こす数々の事件もこの一種だろう。

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・ならば結束的価値観は抑制すべきなのか?
 忠誠、権威の尊敬、純潔の維持という結束的価値観は、社会を機能させ、人間関係を平穏に保つのにある程度必要なことではある。

 個人化的価値観のカウンターバランスとして、生活や子育てで必要が生じたときに友人や近所からの支援を確保してくれる。この価値観が健全なグループや人間関係の基盤となっているのであれば、責めるのは筋違いかもしれない。

 しかし、人権を無情にも無視させるよう動機付けているのであれば、そうした事態が起きる状況や理由を割り出し、介入を検討することが必要となる。
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