月1回は売上や経費の確認!一般社員も知っておくべき経理の基本 (3/3ページ)

Suzie(スージー)

ちなみに、昔はこの作業を手書きで行っていましたが、現在はPCで簡単にできるそうです。

[ステップ3]チェックする

「チェックする」は、記録した数字(売上、経費など)に問題がないかを確認するステップ。

「売上は順調か」「経費はどれくらいかかっているのか」「税金はどれくらいかかっているのか」といったことをチェックし、問題があれば修正していくわけです。

この作業は、最低でも毎月1回はやることが大切。

手間なく効率よく集計し、毎月の業績をできるだけ早く把握するためです(業種によっては、毎日把握すべきものもあるのだとか)。

毎月のチェックを適当にやっていると、「1年が終わって計算してみたら、大きな赤字だった」「経費を使いすぎた」ということになりかねないというわけです。

■1日5分の「習慣」を身につけるべし

大まかにご説明すると、これが3ステップ経理術。なお、「集める」が重要だと書きましたが、それはいちばん大変なことでもあるそうです。

ただし、きちんと資料を集めて整理していれば、経理はそれほど難しくはないと著者はいいます。

ポイントは、「毎日やること」「毎月やること」「1年に1回やること」を頭に入れておくこと。

そして書類をためてしまわないように、まずは「毎日やること」を続ける「1日5分の習慣」を身につけることが大切だといいます。

実際に携わっている仕事とは直接関係なかったとしても、経理の基礎を頭に入れておくことは決して無駄にはならないはず。本書を教科書として活用すれば、いつか必ず役に立つと思います。

(文/作家、書評家・印南敦史)

【参考】

※井ノ上陽一(2016)『ひとり社長の経理の基本』ダイヤモンド社

「月1回は売上や経費の確認!一般社員も知っておくべき経理の基本」のページです。デイリーニュースオンラインは、レビュー会社女子などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る