レジェンドが語るTOP14の魅力。~廣瀬俊朗編~ (4/5ページ)
――五郎丸選手がTOP14に行ったことで、フランスラグビーが日本のファンにとって身近になりましたね。
いいことですよね。ゴローが行ってくれたことで、こうしてWOWOWが全節放送してくれるようになったわけだし、僕らもこうしてTOP14の試合をシーズンの早い時期から見ることができる。とはいえ、これで彼が試合に出られなければ、来年どうなるか分からないし、本人も相当の覚悟を持って行っていると思う。それを分かった上で、最後はどんな結果になろうとも、僕は彼のチャレンジをたたえたいと思います。このチャレンジは本当に素晴らしいこと。どんな結果であれ、彼のチャレンジが次の世代に繋がっていくんだと思う。
――廣瀬さんは現役を引退して、今は各地でラグビーの普及や2019年ワールドカップに向けたイベントなどに大忙しですが、ラグビーが次の世代にどのように受け容れられていると感じますか?
日本代表のジャージを着てる子どもたちがすごく増えましたね。それも、すごく嬉しそうに着てくれている。親に無理やり着せられているんじゃなく(笑)。あんな姿、1年前には全然見られなかったですからね。ああいうのを見ると、改めて、ワールドカップで勝ってよかったなと思いますね。その分、これからが大事だし、ラグビーだけでなく、パラリンピックのウィルチェアーラグビーや、これはパラリンピックの種目じゃないけれど、聴覚障害者のデフラグビーも応援していきたい。
――最後に、これからのフランスリーグ TOP14に期待していることを聞かせてください。
いまは開幕直後で、想像以上に熟成されてないなというのが正直な感想でしたが、それがこれから10カ月かけて、どこまで醸成されていくのかな、というのが楽しみですね。TOP14はほとんどのチームが5月いっぱいリーグ戦をやって、決勝を戦うチームは6月の末まで戦って、8月には次のシーズンが始まってしまう。新しいシーズンに向けた準備期間が2カ月しかない。日本のトップリーグは、1-2カ月のオフをとった上で4月に始めて、7月までまるまる4カ月かけて準備できるけど、フランスでは全然違うんですね。そのぶん試合数も多いし、公式戦を戦いながらチームが仕上がっていくんでしょうね。