レジェンドが語るTOP14の魅力。~廣瀬俊朗編~ (1/5ページ)
スクラム・コンタクト・スピードに「さすがだなあ」と関心する廣瀬俊朗氏
日本で初めてWOWOWがフルシーズンでの放送を始めたラグビーフランスリーグ「TOP14」。第2節の注目カード、モンペリエvsクレルモン・オーヴェルニュを、野澤武史さんと一緒に解説したのが、大躍進を遂げた昨年のラグビーワールドカップ日本代表で「陰のキャプテン」と呼ばれた廣瀬俊朗さんです。大阪の進学校として知られる北野高から慶大に進み、理工学部で学びながらラグビー部で主将も務め、東芝に進み、2012年からは日本代表の主将を拝命。カリスマ的なキャプテンシーでエディー・ジャパンの背骨を作り、昨季で現役を退いた廣瀬さんですが、大阪でラグビースクールに通っていた小学生時代からフランスのラグビーには心を奪われていたそうです。初めて解説する「TOP14」、そして現在のフランスラグビーを、廣瀬さんはどのように見たのでしょうか?
――モンペリエ対クレルモン・オーヴェルニュを解説した感想を聞かせてください。フランスリーグ TOP14の試合はご覧になったことがありましたか?
ヨーロッパのカップ戦は見たことがありますが、この時期のTOP14の試合を見た記憶はありませんね。正直、この時期は予想していた以上に成熟していないんだなあ、と改めて感じました。ただ、やっぱりフランスだな、と感じたのはスクラムへのこだわり。そして1対1のコンタクト。そして、時折見せる個人のスピードには「さすがだなあ」と思わされました。
やっぱり、コーチングで締め付けすぎるのはフランスには合わないのかな、色々な国から選手が来ているから合わせるのは簡単じゃないのかな、と思いながら見ていました。
――フランスのアタックというと、深い位置からスピードに乗って個人技で勝負するというイメージがありましたが、今日は両チームとも浅いラインを引いてフラットなパスで勝負する場面が目立ちました。
そうですね。モンペリエのヘッドコーチは南アフリカ出身のジェイク・ホワイトだし、クレルモンもNZ出身でスコットランド代表ヘッドコーチのヴァーン・コッターが長い間ヘッドコーチを務めていたし、伝統的なフランス流のコーチングがどれだけ行われているか。