ドイツ最古の大学街・ハイデルベルクにはアートな学生牢があった! (1/3ページ)
古城を抱く情緒あふれる景観で有名なハイデルベルクは、ドイツ最古の大学がある大学町としても知られています。
そんな大学町ならではのスポットが学生牢。
1712年から1914年のあいだに、喧嘩や騒音といった公共の秩序を乱す微罪を犯した学生たちが収容された学生牢が公開されており、ハイデルベルクの観光名所のひとつとなっています。
学生牢があるのは、大学旧館の裏手。1階の大学ショップでチケットを購入します。
1386年に創立されたハイデルベルク大学は、ドイツ最古の歴史を誇る大学。かつて大学内は治外法権で、学生が街で騒ぎを起こしても警察が介入することはできませんでした。そこで大学が問題を起こした学生を処罰するための牢を造り、独自に処分を行っていたのです。

階段や廊下もここで過ごした学生たちの落書きでびっしり。
学生牢での拘禁期間は、罪の重さに応じて2日から4週間。実際のところ、騒ぎを起こしてここに入ることは一種のステイタスで、卒業までに一度はここに入りたいと考えた学生も少なくなかったのだとか。

学生たちは、自分の名前やここに入ることになった罪状、拘禁期間などを、当時流行していた影絵の似顔絵とあわせて、一種の「男の勲章」としてここに書き残しました。
影絵に描かれている帽子は、その学生が所属していた学生クラブのもので、この帽子が日本に伝わり、学生帽の原型になったといわれています。