若手は「会社の数字より半径1m以内の数字」を意識すべき理由 (1/3ページ)
- タグ:
-
数字
こんにちは。深沢真太郎です。
ビジネスパーソンを数字と論理に強くする「ビジネス数学」を提唱する、教育コンサルタントです。
「若いうちから、会社の数字も意識して欲しい」
「新人にも、財務諸表を読めるような研修をしたほうがいいのではないか」
このような、いかにも正論に思えるコメントが、ビジネスの現場でよく聞こえてきます。
しかし、私はここで正反対の主張をしたいと思います。
「会社の数字なんて知らなくていい。その代わり、自分の半径1m以内の数字をきちんと使え」
どういうことか、ご説明しましょう。
■若手に求められるものはあくまで現場の数字!
仮に若手に、会社の数字が読めたとします。
いわゆるBS(Balance Sheet=貸借対照表)やPL(Profit & Loss statement=損益計算書)も読み解けるとします。
しかし、会社の経営をするのはその若手ではありません。どれだけ会社の数字に関心があっても、現場の仕事で成果が出ていなければ、あるいは残業ばかりでは、まったくお話になりません。
つまり、その若手に求められるのは現場の数字で仕事をすることであり、上司とも現場の数字で会話ができることなのです。
この現場の数字とは何を指すか、具体例を挙げます。
■冒頭の「半径1m以内の数字を使え」の意味
おそらく、若手のパソコンのなかにはたくさんのデータがあるはず。キャビネットには、たくさんの資料が入っているでしょう。
また、スマートフォンを使えば、世の中の動向や競合他社のサービスについて情報収集もできるはず。
少しコスト意識を持てば、4枚のプリントアウトを1枚で済ますことも可能です。期待利益が計算できれば、営業の優先順位も簡単につけられますよね。
納期の約束は「なるべく早く」ではなく「3日後に必ず」とすることで、事故は防げるでしょう。
前述の「半径1m以内の数字をきちんと使え」というのは、つまりそういうことです。