夢を見ることが将来の危険を回避する? 人によって異なる「夢の役割」 (1/2ページ)

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人は毎日夢を見るといわれています。人によって見やすい夢は異なるようですが、他の人がどんな夢を見ているのか、ちょっと気になりますよね。夢は起きている間に得た情報を脳で処理し整理するために現れているといわれています。つまり起きている間に得ている情報によって、夢の見え方も違ってくるのです。



起きている間に得た情報を夢として見る

川崎医療福祉大学の保科孝弘教授らが1996年に発表した論文によると、生まれつき目の見えない人は、夢を見るときの感覚が健常者の見る夢と少し異なっているといいます。

映像として夢を見るためには、物体のイメージをあらかじめ持っていることが前提です。そのため、目の見えない人(後天的に視力を失った人)でも、目が見えていたころの記憶があれば、映像として夢を見ることが可能です。

 

しかし、生まれつき目の見えない人は、映像として物体のイメージを持っていないため、視覚的な夢を見ることができません。代わりに、盲導犬が横にいる感触を感じる「触覚的」な夢や、食べ物の味が湧いてくる「味覚的」な夢など、視覚以外の感覚でイメージされる夢を「見る」そう。映像ではありませんが、目の見えている人と同様に、起きている間に得た情報が脳で処理され、睡眠中に夢として現れているのです。



生まれつき目の見えない人は悪夢を多く見る。その理由は?

ちなみに、誰しも良い夢を見る日もあれば悪夢を見る日もありますが、目の見えない人は、悪夢を見る確率が高いそう。

 

これを裏付ける研究結果が、2014年にコペンハーゲン大学の脳科学研究所から発表されています。この研究は、目の見える人と見えない人50人を対象に、生まれつき目の見えない人(11人)、後天的に視力を失った人(14人)、目の見える人(25人)を被験者として集め、普段見ている夢について調査を行うというもの。

 

すると、悪夢を見る確率に明らかな差が現れたのです。

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