【誰にも教えたくない日本の隠れ家】名古屋にいったら絶対に味わいたい、どて焼きの名店「島正(しましょう)」 (2/3ページ)
・今なお進化を遂げる伝統の味、それが「どて焼き」
そんな歴史あるお店の名物といえば、「どて焼き」。
こちらには「どて焼き」のセットがメニューとして存在しているため、まずはセットをオーダーしておきたい。
相棒となる飲み物は、好きなものをオーダーし、素早く提供される「どて焼き」を味わう前に、まずは喉を湿らせておくのもいいだろう。
セットでまず供されるのが、牛すじと、豆腐、コンニャク、里芋の4種。
牛すじはしっかりと煮込まれているため、どこまでも柔らかく、そして牛すじの美味しい食感を楽しませてくれる。
さらに豆腐はしっかりと味がしみ込んでおり、ふくよかな味わいを楽しませてくれるのだ。
もちろん里芋はネットリ・ホクホク、そしてコンニャクはその歯ごたえを楽しみながら、伝統のどて焼きの味わいを堪能させてくれる。
そしてセットのとどめに供されるのが、大根とタマゴだ。
特に大根は仕込みに1週間もかかるという、手間ひまの掛かった逸品であるため、1人1個限定のメニュー。
手間ひまかけて丁寧に仕込まれた大根には、箸が何の抵抗もなくスッと入り、まるで柔らかい水羊羹のような、どこか危なく儚げな感触なのだ。
しかし口に入れてみると、力強い大根の味わいと美味しい伝統のどて焼きの味噌のコクを感じる事が出来る。
まさにこれこそ、名古屋の居酒屋の芯の強い味わいの1つと断言しても過言ではないだろう。