南ドイツのおもちゃの街、新旧が混在するニュルンベルクを歩こう (1/3ページ)
南ドイツの都市ニュルンベルクは、デューラーを生んだ「おもちゃの街」として知られています。
第2次世界大戦では、街の90%が破壊されるにいたりましたが、それが今ではまるで嘘のように中世の面影を残すレンガ色の街並みが広がっています。
そんなニュルンベルクの旧市街は全長5kmの城壁に囲まれていて、見どころは城壁の中に集中しています。
さぁ、おもちゃの街、ニュルンベルクを歩いてみましょう。
中央駅から城壁の中に入ると、城壁に沿って小さなショップが連なる職人広場があります。
ハンドメイドの可愛らしいお土産品を買うのにぴったりですが、何も買わなくても見ながら歩くだけで楽しめる場所。カフェもあるので、のんびりと中世の商店街の雰囲気を味わってみてはいかがでしょうか。
ニュルンベルクを代表する壮麗な教会が聖ローレンツ教会。1270年から1477年にかけて建てられた2本の尖塔が印象的なゴシック様式の教会です。
教会内部の天井から吊るされている「受胎告知」のレリーフは息を呑むほどの美しさ。小さいながらもその存在感は抜群です。
ここからペグニッツ川を渡ってほどなくすると、マーケットでにぎわう中央広場が目に入ります。
広場のシンボルが14世紀に建てられたフラウエン教会。「おもちゃの街」にふさわしい、おとぎの国から飛び出してきたような独特のシルエットは一度見ると忘れられません。