レジェンドが語るTOP14の魅力。~冨岡鉄平編~ (3/4ページ)

ラグビーリパブリック

さっきも言いましたが、まさにそこ、自己犠牲の精神の貴さですね。理屈じゃない。これはラグビーそのものだと思う。子供の頃からずっとラグビーをしてきて、これまでに何度も、そんな経験を積んできました。いつ、誰に、とは特定できません(笑)。本当にたくさんの人が、自己犠牲をいとわないプレーでボールをつないでくれたし、チームを助けて、僕のことも助けてくれた。それを僕はカッコイイ!と思ったし、自分もそんな人間でありたいと思いました。

もちろん五郎丸もそうだし、トップ選手はみんな間違いなく、そういう経験を重ねてきています。去年のワールドカップの南アフリカ戦を見ても、全員がそうだったでしょ。

だから僕らの仕事も、1人でも多くの人に「僕もあんな選手になりたい」と思ってもらえるような選手を育てて、そう思ってもらえるような素晴らしい試合を見せることだと思う。その気持ちを一番持っているのは我々東芝だぞ、という自信はある。そのためにも、2019年のワールドカップ、2020年の東京オリンピックに向けて、1人でも多くのいい選手を育てて、1人でも多くの選手を日本代表に送り込みたいと思っています。

冨岡鉄平(とみおか・てっぺい)

1977年3月1日、福岡県生まれ。39歳。

ぎんなんリトルラガーズでラグビーを始め、中村三陽高から福岡工大を経て東芝府中(現・東芝)入り。ポジションはセンター。2002年から主将を務め、献身的なプレーと強烈なリーダーシップで、2004年度からのトップリーグ3連覇をはじめ、東芝を黄金時代に導く。2010年度で現役を引退。中国電力監督を2季務めた後、2013年度に東芝BKコーチ、2014年度よりヘッドコーチを務める。日本代表キャップ2。

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★「ラグビー フランスリーグ TOP14」

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